参院本会議にて改正種苗法が成立。 このままでは来年4月に施行されてしまいます。
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=260084
とうとう参議院本会議にて改正種苗法が可決・成立してしまいました。
法案の立法根拠である、新品種の海外流出の事例を示すことができないにもかかわらず、採決するという異常事態です。
欲にたかった者たちは、その悪の顔を隠そうともしなくなったわけです。
改正種苗法が施行されてしまえば、種苗を自家増殖できなくなるばかりか、「ゲノム編集」などの遺伝子操作の表示義務もなくなるので有機認証もできず、「ゲノム編集」されているかどうかは、農家ですらわからなくなってしまいます。
食の安心・安全は失われ、食は支配され、命までをも支配されかねないのです。
しかし、印鑰氏のいうように、施行日まではまだ時間があります。
現状の問題点を認識して、命を守るための正しき在り方を識別していきたいものです。
ただ、食や農は、本来はグローバリズムの駒(お金になるもの)ではなく、命の賛歌であるという当たり前な目覚めの輪は、確実に広がっているようにもおもうのですが。
狂った仕組みを眺めながらも。
1日の参院審議では、石垣のりこ議員、森ゆうこ議員、紙智子議員の迫力の質問が続きましたが、農水省は全てはぐらかし、この法案の根拠の無いことを露呈していました。
官僚は恥ずかしくないのかと呆れましたが、鈴木宣弘教授は「ただし、農水省を責めるのは酷である。自らの意思と別次元からの指令で決まったことに苦しい理由付けと説明をさせられているのが農水省の担当部局である。畜安法改定、漁業法改定、森林の新法も同じで、良識ある官僚は断腸の思いだろう。」と述べていました。
https://www.agrinews.co.jp/p52552.html
この、ろくでもない種苗法採決は、堂々と賛成した売国奴をしっかり炙り出してくれました。
まさしく今後が大事で、この法律自体を廃止にすべく学びながら、国民が「指令を出した」輩を駆除するのが先ですね。
改正種苗法が成立 新品種の海外無断持ち出し規制へ 参院本会議
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201202/k10012741721000.html
2020年12月1日 参議院 農林水産委員会
印鑰 智哉
https://www.facebook.com/InyakuTomoya/posts/4799408653419260
(前略)
果たして、対抗策はあるのだろうか?
僕はあると思う。
改定案が明日成立したとしても施行日までには時間があり、それまでにできることはある。
施行阻止もありうるかもしれない。
それができなくてももっといいプランがある。
農水省のプランよりもずっと実現性が高い。
そして、それは民主的な社会を構築する上で、不可欠な基盤となり、現在、急速に大きな破壊的な波がやってきている環境や健康に対する危機への対策ともなり、未来に向けて命を守る計画につなげていくことができると確信している。
まだまだその対抗策を具体性を表現できるところまで行っていないが、それは多くの人たちと語り合いながら、動きながらでなければ具体化できるものではないと思う。
明日以降、その実現に向けてぜひ全国の人びとといっしょに動いていきたいと思う。