きなこのブログ

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コロナ危機が長期化されているという意図的な政治的な側面

アングロサクソンを自滅させるコロナ危機
https://tanakanews.com/210811corona.htm

共和党系のフォックステレビの解説者タッカー・カールソンが、8月4日の放送で興味深い分析を表明した。

 

彼は米英豪州NZカナダというアングロサクソン(英国系の人)5か国(Anglosphere)は、新型コロナを理由に人権や文化を破壊し、国家として自殺行為をやっている」と述べた。

 

「5か国はコロナ対策として、科学に従ったやり方をするのでなく、人々がこれまで当然の権利と思っていたもの(自由に外を出歩く権利とか)を不必要に破壊することを意図的に進めている。

 

豪州はコロナの死者が少ないのに厳しい(超愚策な)都市閉鎖を敷き続け、閉鎖の愚策性を指摘する人々の疑問にすら答えようとしない。

 

米国では国民の大半がすでにワクチン接種した(ワクチンに効果があるなら集団免疫に達しているはずな)のに、(出来の悪い)ワクチンに疑いを持っている未接種の人々に接種を強要すること(人権侵害)をやろうとしている」。

 

カールソンはこんな趣旨を語った。

カールソンが指摘したことのうち、欧米がコロナ対策として自滅的なことをやっているという部分は、私にとって目新しいものでない。

 

目新しい部分は、コロナが欧米の中でも特に米英などアングロサクソン(英国系の人5か国を自滅させているという部分だ。

 

私はコロナ危機の初めのころから、この危機が戦後の米英覇権体制を自滅させ、中国など非米諸国が欧米と並立する力を持つ多極型の体制へと世界を転換していくのでないかと考えてきた。

 

カールソンの指摘どおりアングロサクソン5か国は、コロナに対して無駄に厳しい都市閉鎖をやり続けて経済破綻をひどくするなど、とくに自滅的な策をとり続けている。

 

中央銀行が過激に造幣するQE策によって金融バブルを膨張させて相場をつり上げ、それが経済の好調さを示すものだというインチキ話を人々に軽信させ、ひどい経済破綻が進行中なのに、それをほとんどの人に気づかせないようにしている。

 

人々が気づかないので経済破綻は進行し、ドルや米英覇権の崩壊に近づいていく。

 

 

私は、アングロサクソンの上層部に、自分たちの覇権を意図的に自滅させようとしている勢力がいて、彼らが超愚策なコロナ対策を進めているのでないかと疑っている。

 

カールソンはそのように考えているわけでないが、アングロサクソン諸国のコロナ対策は超愚策であり、これを続けていると自滅するよ、と指摘している。

 

意図的な自滅かどうかはあまり重要でない。

 

政策立案者はプロであり、超愚策を繰り返すのはプロとして「未必の故意」であり「意図的」と同じだからだ。 

 

 

これは、早い段階から大失敗が予測されていた2003年のイラク戦争など、911以降のテロ戦争でも同様だった。

 

米国がテロ戦争を本格的にやるほど、米国の覇権が自滅していくと最初からわかっていたのに、米国はどんどんその道を進み、案の定、自滅している。

 

コロナは、テロ戦争の失敗が確定した後に覇権自滅策の第2弾として起きている。

 

テロ戦争のときも今回のコロナ危機でも、私が「これは米国が覇権を自滅させるとともに中国などを台頭させ、世界を多極型に転換するための策でないか」と書くと、多くの人が「米国が自滅したがるわけがない。妄想だ」と一蹴したが、現実の世界では、米国の覇権がどんどん低下し、中国などが台頭して世界が多極型に転換している。

 

私は、自分の見方が間違っていると思えない状態になっている。

 


欧米で自滅しているのはアングロサクソンだけでない。

 

フランスやドイツなどEU諸国も、ワクチン旅券を導入して超愚策なワクチン強要策を進めるなど、国民からの反発が強まっている。

 

このまま進むと独仏などEU諸国では右派のポピュリストが台頭して政権をとり、既存の中道左派中道右派の2大政党制的なエリート主導体制が崩れていく自滅になりかねない。

 

アングロサクソンだけでなく欧米全体が自滅しているようにも見える。

 

しかし独仏などEU諸国は、既存のエリート主導体制が権力を握っていたので、米英に従属してきた。

 

EU諸国がこのまま超愚策なコロナ対策をやり続けていると、既存の対米従属のエリート主導体制が転覆され、米英覇権の意向に従わないポピュリスト政権に替わっていく。 

 

 

マスコミと軽信者は「ポピュリスト政権になったら最悪の事態になる」と言うが、マスコミは米英覇権体制の一部なので、対米従属をやめたいポピュリスト勢力が権力をとることを「最悪の事態だ」と人々に軽信させる歪曲報道・プロパガンダを流してきた。

 

実際にいずれポピュリストが独仏などの政権をとっていくと、少なくともコロナの超愚策をやらなくなり、事態は好転していく。

 

ポピュリストによる政権奪取は「最悪」でなく「次善の策」になりつつある。

 

なぜそうなったかというと、米英覇権勢力が超愚策で自滅的なコロナ政策を独仏などEU諸国にやらせたからだ。

 

独仏は、いずれおきそうなポピュリズムへの政権交代によって非米側に転じ、アングロサクソンの覇権の崩壊・縮小に拍車をかける。

 


アングロサクソン5か国のうち、豪州NZカナダの3か国は地政学的・諜報界的に英国の分身である。

 

アングロサクソン5か国とは米英同盟のことであり、諜報を共有して相互乗り入れする「ファイブアイズ」を大戦から持っている。

 

この構図は、戦後の覇権国となった米国を、前覇権国の英国が裏から牛耳るために大戦後も維持されてきた。

 

テロ戦争は、米国が(横入り的にイスラエルに牛耳らせることで)英国に相談せず勝手に自作自演の911テロ事件を引き起こして開始して、米英同盟の覇権を20年かけて自滅させた。

 

今回、カールソンも指摘するとおり、コロナ危機がさらに米英同盟を自滅させている。

 

中国はニュージーランドに対し、中国との貿易をさかんにしたければファイブアイズから離脱しろと圧力をかけている。

 

 

日本は英国からファイブアイズに入らないかと誘われ、軍産マスコミは日本が今にも入りそうだと喧伝したが、実のところ日本は中国から嫌われたくないので入りたくない。

 

 

カールソンは米共和党の人だ。

 

共和党はトランプより前、米英同盟や米国の諜報支配(軍産支配)を積極的に推進する「アングロサクソン中道右派」のエリート政党だった。

 

しかし、米英同盟(軍産)に果たし合いの喧嘩を売ったトランプによって共和党は右派ポピュリストの政党に変身した。

 

 

米国の2大政党は、民主党がコロナの超愚策を積極推進するエリートと左翼の党、共和党がコロナのインチキを暴露するポピュリスト党になり、以前のような談合や演技でない、本気の対立をするようになっている。

 

共和党はいまやコロナのインチキを暴露する世界最大の勢力だ。

 

 

共和党のおかげで今後コロナのインチキが暴露され、アングロサクソンEU諸国で、コロナのインチキをやめさせようとする市民運動が広がっていく。

 

民主党のエリートと左翼はしだいに鋭く対立するようになり、民主党は内部崩壊して政権担当能力が低下していく。

 

アングロサクソンEUがコロナの超愚策をめぐって内部対立して弱体化していくのをしり目に、中国が隠然と台頭していく。

 

これが、国際政治や覇権の側面からみたコロナ危機の本質である。

話を少しコロナに戻す。

 

新型コロナは真に医学的に人類が心底恐れるべき重篤で大変な伝染病なのか、それとも実際の病気の重篤さはさほどでないのにWHOや各国政府や医学界やマスコミなど権威筋が何らかの政治的な理由で大変さを誇張している巨大な政治謀略なのか。

 

コロナ危機の本質は、医学的な現象なのか、政治的な現象なのか。

 

覇権がどうのこうのという前に、この点が大事だ。

 

ほとんどの人は、コロナが政治謀略なわけがない、医学的な現象に決まっていると思っている。

 

そう考える人は、私の上記の分析に対して違和感しか感じない。

 

マスコミが全面的に正しいと思っている人に何を言っても無駄だ。

 

コロナに関して一般的に言われていることは怪しい、何かおかしい、と疑問を持つ人しか、その先の分析に進めない。

 

この点は、テロ戦争や地球温暖化、金融システム分析など、近年起きている世界的な事象の多くに共通している。

 

マスコミなど覇権側の言説の歪曲がひどくなっているからだ。

 

 

私は国際的な各種の動きを政治的(覇権的)な現象として分析することをやってきた。

 

多くの国際的な動きは、度合いの多い少ないがあるものの、政治的な側面を持っている。

 

コロナ危機は、医学的な側面と、政治的な側面がある。

 

テロ戦争は、犯罪的な側面と、政治的な側面があった。

 

地球温暖化問題は、気候学的な側面と政治的な側面がある。

 

 

これらの問題は、政治的な側面から見た場合に、もう一つの側面から見た場合に曖昧にされている・ごまかされていると感じる部分が、政治策略でそうなっているのでないかという疑念を引き起こす。

 

「専門家」と称する権威筋の傀儡の人々の発言しか真に受けてはならない、と人々は釘を刺されている。

 

しかし専門家の話をいくら聞いても曖昧・ごまかしの部分がいつまでも解明・説明されず、そのうちに誰も問わなくなって、そのまま「対策」と称する、よく考えるとおかしな政策が強く推進され続ける。

 

 

その過程で、私は「これは政治的(覇権的)な現象なんだ」と気づく。

 

コロナもテロ戦争も地球温暖化も、欧米側を自滅させ、結果的に中国など非米側を優勢にする。

 

政治的な現象は、把握が難しい。

 

見える人にしか見えない感じだ。

 

重要な観点はマスコミに載らない。

 

テロ戦争の初期には、まだマスコミも健全だったのでFTやWSJなどに時々鋭い記事が出た。

 

しかし、すでにFTもWSJも死に体だ。

 

ゼロヘッジなどオルトメディアを見ながら、独自に分析していくしかない。

 

独自分析は「存在しないものを勝手に錯覚して、謀略だ、政治面だと妄想している」と言われがちだ。

 

政治謀略を運営している覇権側は、謀略を指摘してくる人にそのようなレッテルを貼りたがり、多くの人はそちらを信じる。

 

しかし実際、振り返ってみると、テロ戦争は誇張と歪曲であり、米英の覇権低下と、アフガニスタンやイランやイラクが一帯一路に組み込まれていくことに象徴される中国の台頭を生んでいる。

 

コロナ危機にともなう超愚策や国際移動の禁止は、多極化を加速している。

 

 

もし新型コロナが全く医学的な事象で、政治的な側面がとても少ないとしたら、半年ぐらいで収束していたはずだ。

 

SARSは政治的でなかったし、半年で消えていった。

 

コロナ危機が来年にかけて続くことは確定的だが、一つのコロナウイルスの流行が何年も続くのは不可解だ。

 

PCRなど検査によって歪曲誇張が意図的に行われ、危機が長期化されているという政治的な側面をしだいに強く感じる。

 

コロナの医学的な側面が本当はどうなっているのかわからない。

 

隠されている。

 

おそらく本当のところは今後もずっとわからないままだ。 

 

 

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