麻生財務相「読者の関心あるのかねえ」と言いたい放題…森友学園問題再調査を改めて否定
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295066
この男を真っ先に切れないようなら、自民党総裁候補4人の改革姿勢はニセモノだ。
麻生財務相は21日の閣議後会見で、森友問題の再調査を改めて否定。
加えて、この問題を巡る質問が総裁選候補者の会見でも出たと指摘した上で、「これからの候補者に対して前の政権の話を聞くのにえらい時間をとっておられたけど、読者の関心があるのかねえ」と笑い交じりに記者に逆質問した。
森友問題を「すでに終わったこと」にしたい姿勢がにじむが、財務省による不十分な調査に多くの国民は納得していない。
公文書改ざんをやらされ命を絶った近畿財務局の職員の妻・赤木雅子さんは、国などに裁判を起こし、今なお真相解明を求めている。
「読者の関心」をうんぬんする前に、なぜ再調査を拒むのか。
納得できる説明もできず、言いたい放題の麻生氏に気兼ねするような総裁候補ばかりでは結局、政治は変わらない。
麻生さん、読者は関心ありますよ…赤木雅子さんの怒りに財務省職員は凍り付いた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295185
毎度お騒がせ麻生太郎財務大臣。
自民党総裁選で麻生派内の対応が割れ、てんてこ舞いの中、またも炎上発言が飛び出した。
21日の閣議後会見。
森友事件の再調査について総裁選の候補たちが会見で答えたことを受け、記者に質問されると……。
「読者の関心があるのかねえ?」
そんなの過去のことだろ、という本音がにじむ。
ところが発言を日刊ゲンダイなどが伝えると、ネットで話題沸騰。
ヤフーニュースやツイッターでランキングトップに躍り出た。
麻生さん、読者は関心あるようですよ。
それに肝心の当事者のことを忘れていませんか?
現場で改ざんをやらされ、命を絶った財務省近畿財務局の職員、赤木俊夫さん。
妻の雅子さんは真相を求め、今も必死に裁判で渡り合っているんです。
赤木雅子さんが、国と、改ざんを指示した佐川宣寿・元財務省理財局長を相手に闘っている裁判の非公開協議が8日、大阪地裁で行われた。
佐川氏の代理人弁護士はコロナ対応でモニターを通したリモート参加だったが、そこで強硬に審理の打ち切りを求めたのだ。
提訴から1年半、裁判は「赤木ファイル」が主な争点だった。
改ざんの指示などを俊夫さんが残した文書で、国がやっと開示に応じたのが3カ月前。
佐川氏の代理人は原告も立証に時間をかけ過ぎだとして、結審して裁判を終わらせてもいいくらいだと主張した。
■「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」
これに雅子さんは憤った。
原因は国がファイルをなかなか出さなかったからじゃないの。
横に座っていた財務省職員の方を向いて「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」と故郷の岡山弁で言い放った。
凍り付く財務省の職員たち。
次に雅子さんはモニターの向こうにいる佐川氏の代理人に向き直った。
「裁判が遅いのは国のせいじゃないですか。私たちの責任じゃないです。それで裁判を終わらせようなんて、とんでもありません」
誰にも止められない迫力だった。
もちろん裁判は終わりはしない。
前回の記事で、雅子さんが財務省に乗り込みバトルを繰り広げた話を紹介したところ、多くの反響があった。
麻生さん、やっぱり読者は関心ありますよ。
関心ないのは麻生さんじゃないですか?