きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

ウクライナの生物兵器研究開発施設の証拠隠滅に必死な米国

 

米軍のウクライナにおける生物兵器研究の関連書類を回収したと露軍が発表
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202203090001/

ロシア軍の核生物化学防護部隊を率いているイゴール・キリロフ中将は3月7日に記者会見を開き、ウクライナ生物兵器の研究開発施設から回収した文書について語った。

 

ウクライナにはアメリカのDTRA(国防脅威削減局)にコントロールされた研究施設が30カ所あるという。

 

この問題はCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動に飛び火する可能性もある。

2月24日にロシア軍はウクライナに対する攻撃を開始。

巡航ミサイル「カリブル」などで航空基地が破壊されたと言われているが、その際に​ウクライナ生物兵器研究開発施設も狙われた​とされていた。
https://newspunch.com/putin-orders-military-to-destroy-bio-labs-in-ukraine-as-us-scrubs-evidence-of-their-existence/

アメリカ側の証拠隠滅を防ぐためだというのだ。

 

当初、アメリカ側は「偽情報」だとしていたが、そうした施設が存在していたことは記録に残っている。

3月8日には上院外交委員会でビクトリア・ヌランド国務次官はウクライナの施設で研究されている生物化学兵器について質問され、ロシア軍に押収されるかもしれないと懸念している
https://twitter.com/ggreenwald/status/1501313109520175104?cxt=HHwWgMCy2bOU3tUpAAAA

つまり、​ウクライナの研究施設で生物化学兵器の研究開発が行われていたことを否定しなかった​。



アメリカの支配層は政府だけでなく、配下のハイテク企業に検閲を強化させ、自分たちにとって都合の悪い情報の発信を妨害しているが、それでもウクライナにおける生物化学兵器の研究開発を含め、世界にはさまざまな情報が飛び交っている。

 

情報源の信頼度、ほかの情報との整合性、歴史的な分析などを行い、その情報を評価するわけだが、はなから「X政府や軍部からの情報はもちろん全く信頼できない」と切り捨てるわけにはいかない。

しかし、本ブログでも繰り返し具体的に書いてきたように、アメリカが「言論・表現の自由や取材・報道の自由を権力と暴力で弾圧している」国だということは否定できない。

 

1980年代以降、その傾向は加速度的に強まってきた。

 

2011年春に始まったリビアやシリアに対する侵略戦争以降、西側有力メディアの「報道」から事実を探すことは容易でなくなったが、それでもアメリカの有力メディアを信頼している人は少なくない。

 

 

アメリカ様信仰」だ。

2012年の前半、メルキト東方典礼カトリック教会修道院長、フィリップ・トルニョル・クロがシリアへ入って調査、その報告をローマ教皇庁の通信社が伝えている。

彼によると、「もし、全ての人が真実を語るならば、シリアに平和をもたらすことができる。1年にわたる戦闘の後、西側メディアの押しつける偽情報が描く情景は地上の真実と全く違っている」

 

この指摘はウクライナにも当てはまる。



ウクライナの親衛隊へ3月にドンバスを攻撃するよう命じる文書を露国防省が公表  
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202203100000/

ウクライナ生物兵器の研究開発施設から回収した文書に続き、​親衛隊が3月に予定していたドンバス(ドネツクやルガンスク)への攻撃計画に関する文書を発見したとロシア国防省は発表​した。
https://www.jpost.com/international/article-700752

2月19日にオレグ・ツァロフが出した​緊急アピール「大虐殺が準備されている」​に合致する。
https://rusvesna.su/news/1645217482

ツァロフによると、ボロディミル・ゼレンスキー大統領がごく近い将来、ドンバスで軍事作戦を開始するという情報をキエフから得たとしていた。

 

この地域を制圧してからキエフ体制に従わない住民を「浄化」するという作戦で、西側からの承認を得ているともしていた。

 

この作戦と並行してSBU(ウクライナ保安庁)はネオ・ナチと共同で「親ロシア派」の粛清を実行することにもなっていたという。

ウクライナではバラク・オバマ政権を後ろ盾とするネオ・ナチが2014年2月にクーデターを実行、ビクトル・ヤヌコビッチ大統領を排除しているが、その3カ月前、​ツァロフは議会でクーデターが計画されていると警鐘を鳴らす演説を行っている​。
https://www.youtube.com/watch?v=y9hOl8TuBUM&t=2s

アメリカとつながっている勢力の情報を知っている情報源を持っているのだろうが、個人の耳に入っているということはロシアの情報機関も知っていたはずだ。

回収された文書によると、ニコライ・バラン上級大将が1月22日に指令書へ署名、ドンバスを攻撃する準備が始まる。

 

2月中に準備を終え、3月に作戦を実行することになっていたという。

 

この作戦はゼレンスキーが1月18日に出した指示に従って立てられたと言われている。

この話が事実なら、ロシア語系住民を虐殺する計画をアメリカ/NATOはその前に承認していただろう。

 

その頃の動きを振り返ると、NATOイェンス・ストルテンベルグ事務総長はどの国をNATOに加盟させるかを決めるのは自分たちの勝手だと宣言した。

アメリカのジェイク・サリバン国家安全保障補佐官は1月13日、ロシア軍がウクライナへ軍事侵攻する可能性が高いと発言。

 

その直後にアメリカのメディアは、CIAが2015年からウクライナの特殊部隊をアメリカの南部にある秘密基地で訓練してきたと伝えている。

さらに、アメリカの上院議員団がキエフを訪問し、ウクライナに「連帯」と兵器の提供を約束、アメリ国務省アメリカ製兵器をエストニアラトビアリトアニア経由でウクライナへ供給することを許可したと明らかにしている。

 

イギリスの特殊部隊員30名がウクライナ入りしたのもその頃だ。

 

そうした中、ゼレンスキー政権はロシア軍の侵攻が迫っているとする情報はないと繰り返していた。

イギリスのリズ・トラス外相は1月30日にBBCの取材に対し、バルト諸国が黒海に面していると発言、モスクワを訪問してロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した際にはロシア領であるボロネジやロストフからロシア軍は撤退しろと脅している。

ロシア軍が軍事作戦を開始した後の2月27日、トラス外相はロシア軍をウクライナで止められなければNATO軍と戦わせることになると発言した。

 

NATO軍とロシア軍が衝突すれば世界大戦になり、核戦争へ発展する可能性が高い。

 

そこでウラジミル・プーチン露大統領は国防大臣と参謀総長に対し、核兵器部隊を特別戦闘任務につかせるように命令したと伝えられている。

 

核戦争でロシアを脅し、軍事作戦にブレーキをかけようとしたのかもしれないが、そうした展開にはならなかった。



米国による生物化学兵器の研究開発が明確になったウクライナへ傭兵を投入
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202203110000/

ウクライナ大統領の​ボロディミル・ゼレンスキーは1万6000人の外国人傭兵がロシア軍と戦うために入国すると語っている​。
https://english.almayadeen.net/news/politics/zelensky:-16000-foreign-mercenaries-are-going-to-fight-for-u

​シリアのイドリブから約450名のジハード傭兵(アル・カイダ武装集団の戦闘員)ウクライナへ向かう​という報道もあるが、
https://english.almayadeen.net/news/politics/450-arab-and-foreign-extremists-from-idlib-arrive-in-ukraine

その一方で、​約70人の日本人が「義勇兵に応募、そのうち約50名は自衛官だという。
https://mainichi.jp/articles/20220301/k00/00m/030/165000c



2014年2月にアメリカのバラク・オバマ政権ネオ・ナチを使い、暴力的なクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒した。

 

 

ヤヌコビッチは2010年の選挙で選ばれた大統領で、地盤は東部や南部。

 

ロシア語を使う住民が多い地方で、ロシアに親近感を持っている。

 

つまりアメリカにとって目障りな人びとだ。

そのヤヌコビッチが当選した理由のひとつは、2004年から05年にかけてのオレンジ革命で大統領の座をもぎ取ったビクトル・ユシチェンコ新自由主義的政策への反発だ。

 

ボリス・エリツィン時代のロシアと同じように政治と経済を握った腐敗勢力が私利私欲に走り、国民の大多数は貧困化、貧富の差が拡大したからだ。

 

オレンジ革命で排除された大統領もヤヌコビッチだった。



2014年の場合、新たなオレンジ革命はできなかっただろう。

 

国民はその実態を知っているからだ。

 

そこで第2次世界大戦の終盤から手先として保護、育成してきたナチスの人脈を利用したわけだ。

 

軍や治安機関の内部にもクーデター体制に反発する人が少なくなかった。

 

そこでネオ・ナチを主力とする親衛隊を作ったわけである。



ウラジミル・プーチン露大統領は2月21日にドンバス(ドネツクやルガンスク)の独立を承認、ウクライナに対し、クリミアとセバストポリがロシア領だと認めてNATO加盟をウクライナは断念するように要求、ウクライナを非武装化(攻撃的な軍事施設や兵器を持たない)して中立を宣言するように求めているが、さらに「非ナチ化」も目標に掲げている。

 

ネオ・ナチを一掃するということだ。

 

 

ロシア軍は2月24日に攻撃を開始、巡航ミサイル「カリブル」などで航空基地が破壊したと言われているが、その際に​ウクライナ生物兵器研究開発施設もターゲットにしたとする説​が流れていた。
https://newspunch.com/putin-orders-military-to-destroy-bio-labs-in-ukraine-as-us-scrubs-evidence-of-their-existence/

アメリカ側は「偽情報」だとしていたが、そうした施設が存在していたことは記録に残っている。

そして3月7日、ロシア軍の核生物化学防護部隊を率いているイゴール・キリロフ中将は記者会見でウクライナ生物兵器の研究開発施設から回収した文書について語った。

 

ウクライナにはアメリカのDTRA(国防脅威削減局)にコントロールされた研究施設が30カ所あるとしている。

3月8日には上院外交委員会でマルコ・ルビオ上院議員からビクトリア・ヌランド国務次官は​ウクライナの施設で研究されている生物化学兵器​について質問され、そうした研究施設が存在することを否定しなかった。
https://twitter.com/ggreenwald/status/1501313109520175104?cxt=HHwWgMCy2bOU3tUpAAAA

さらに生物化学兵器をロシア軍が押収するかもしれないと懸念している。

 

ウクライナの研究施設で生物化学兵器の研究開発が行われていたこと事実上、認めたわけだ。



ロシア国防省によると、ウクライナの研究施設で鳥、コウモリ、爬虫類の病原体を扱う予定があり、ロシアやウクライナを含む地域を移動する鳥を利用して病原体を広める研究もしていたようだ。

これまでアメリカが使ってきた手口を考えると、生物化学兵器を何処かで使い、その責任をロシア軍に押し付けようとするかもしれない。

 

そうした手法は例えば、シリアで使った

 

この時は早い段階で嘘が発覚したが、西側の有力メディアはアメリカを厳しく批判するようなことはしていない。

傭兵や偽旗作戦。

 

ウクライナがシリア化する可能性もある。