チームBに引き込まれぬ叡智
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参院選投票日は7月20日が有力視されている。
都議選は6月に実施か。
自公が過半数割れに転落したから政権交代が実現するかとの期待も膨らんでいる。
自公政権が存続するよりは政権が刷新される方がよい。
これも一つの考えではある。
権力は腐敗するから定期的に政権は交代されることが望ましい。
それは事実。
しかし、政権が変わって政治は変わらないということだと政権交代の意義が問われる。
現時点では仮に政権交代が生じても政治が抜本的に転換するとの見通しは開けない。
その理由は政権交代を担うと見られる勢力が「ゆ党」勢力だから。
「与党」でも「野党」でもない「ゆ党」。
実態は「与党補完勢力」。
「与党補完勢力」の「ゆ党」が政権を樹立する、あるいは政権に参画しても政治は変わらない。
この懸念が強い。
政治状況の変化を誘導しているのはメディア。
メディアが何に力を入れているのかを注視する必要がある。
キーワードは「チームB」。
自公の金属疲労が鮮明になっているため、「チームB」の育成に力が注がれている。
「自公」に並び立つプレイヤーの主役に「チームB」を育てる「工作」が展開されている。
「チームB」の構成メンバーが「維新」、「国民」、「立民」。
幸福の科学や参政党といった勢力も存在するが、これらも「チームB」に含めて考えるべきだ。
参政党を特徴づけるのは「歴史修正主義」であるとの印象がある。
憲法観で言えば「大日本帝国憲法への回帰」との印象が強い。
この意味では自公政治のなかの「安倍政治」と距離が近い感がある。
参政党は自公および「チームB」の範疇(はんちゅう)に含めて考えるのが適正だと思われる。
私がもっとも危惧しているのは「政権交代」がはやし立てられて自公と「チームB」によって日本政治が占有されてしまうこと。
日本政治に対する工作活動を展開している勢力は、これを目的にしていると推察される。
「チームB」とは「亜流」のこと。
「亜流」に人心を誘導して自公と亜流に日本政治を仕切らせる。
この計画が着々と進められているように思われる。
「チームB」の中心は維新、国民、立民だが、これだけでない。
「石丸なにがし」や「斎藤なにがし」なども含まれる。
「石丸なにがし」も「斎藤なにがし」も「維新くずれ」のようなもの。
「チームC」と表現するとしっくりくる。
2軍、3軍という感じ。
25年夏の選挙に向けて「チームB」、「チームC」、2軍、3軍を大宣伝する活動が展開されるだろう。
しかし、その先に希望の光はまったく見えない。
ごみのような感触、はきだめのような感触しか感じられない。
斬新な革新勢力を再興させるべきだ。
基軸は
1.対米自立
2.平和主義
3.共生の経済政策
注意が必要なのは1.対米自立が二つに割れること。
ひとつは平和主義。
いまひとつは国粋主義。
イデオロギーがまったく異なる。
対米自立・平和主義・共生の経済政策を基軸とする「真正革新勢力」を確立することが重要。
実は「自公」と「チームB」は競合してしまう。
これらと対峙するのが「真正革新勢力」。
三つ巴になれば「真正革新勢力」に勝算が生まれる。
厳しくともこの道を選択するべきだ。
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