きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

国や世界を良くする候補者は立てない。 ~破壊的な資本主義の現状を維持する~

 

バイデンは停戦に「失敗した」のではなく、停戦を試みなかったのだ
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-2ba90b.html

電話で終わらせることもできたはずだ。

彼と取り巻きが望んだため殺人は続いたのだ。


ケイトリン・ジョンストン
2024年9月21日

任期満了前にガザでの停戦をバイデン政権が実現するとアメリカ高官は考えていないとウォールストリート・ジャーナルが報じている

 

バイデンやハリスが停戦に真剣に取り組んでいると言う人はをついている。

これをバイデン政権の「失敗」と呼ぶ人がいるが、それはやめるべきだ。

 

これは失敗ではない。

 

失敗は、しようとしたことに対する言葉だ。

 

バイデンとハリスは何も「失敗」していない。

 

連中はイスラエルがガザを破壊するのを支援する狙いを実現したのだ。

武器供与を差し控えるか、単に恫喝するだけで、バイデンは、いつでも、これを終わらせられたはずなのだ。

 

 

電話一本で終わらせられたはずだ。

 

彼と取り巻き連中が望んでいるから、殺人が続いているのだ。



最近のレバノンにおけるイスラエルのテロ行為について、イスラエル擁護者たちは驚くほど防御的だ。

 

連中にとって極めて重要なのは、電子機器を何千もの爆弾に変えて、何も知らない民間人全体に仕掛けるのは素晴らしく良いことだと全員が信じることだ。

 

 



道徳的にイスラエル国防軍よりヒズボラは遙かに優れている。

 

前者が「正当な防衛軍」とみなされ、後者がテロリストと呼ばれる唯一の理由は、一方が国防総省の戦略的利益に沿い、他方が国防総省の利益に反するためだ。



レバノンでのテロ攻撃について報道陣から質問されても、マシュー・ミラー国務省報道官などの演壇上の阿呆連中はテロ攻撃の背後にイスラエルがいたのを認めるのを依然拒否している。

 

 

これは全く正気ではない。

 

文字通り全員、犯人はイスラエルだと知っている。

 

イスラエルの仕業だと知っているというアメリカ当局者の言葉を主流メディアは報じている。

https://archive.is/YNREZ

 

これは嘘をつくのと同じだ。

 

連中がをついていることを我々全員知っているのを十分知りながら、連中は我々の目をまっすぐ見てをつくのだ。



レバノンでのイスラエル・テロ攻撃は、敵戦闘員を大規模「標的とした」ものだったという主張は、ここ数週間イスラエルについて我々が信じるよう要求されたことの中で最も愚かなことだ。



イスラエルの大臣と国会議員27名からなる集団が、ベンヤミン・ネタニヤフ首相に書簡を送り、包囲戦でガザ地区を「浄化」するべくガザ北部から撤退を命じるよう求めた。

 

 

今、それを連中は率直に言っているのだ。



リベラル派が、欧米諸国が支援するガザでの大量虐殺を非難して、「だが」と言う時は、常に「だが」の後に続く言葉は、全て心の中の「私はパレスチナ人を完全な人間として見ていない」に置き換えらる。

 

 

死んだ子どもの内臓を余りに多く見たので、バイデン・ハリス政権の延長が、何らかの「危害低減」になるという考えを私は真剣には受け止められない。



民主党共和党が、あなたに選択肢として提示した二人の候補者には余り注意を払わずに、連中が提示しなかった選択肢に、もっと注意を払って頂きたい。

連中はガザでの大量虐殺への資金提供をやめる候補者を、あなたに提示しない。

連中はアメリカの好戦主義、軍国主義帝国主義を終わらせる候補者を、あなたに提示しない。

連中は生態系の破壊と戦う候補者を、あなたに提供しない。

連中はホームレスをなくし、困っている人を助ける候補者を、あなたに提示しない。

連中は週40時間働く全ての人がまともな住居に暮らせるようにしてくれる候補者を、あなたに提示しない。

連中は政治から金銭を排除する候補者を、あなたに提示しない。

連中は独占的巨大企業を解体する候補者を、あなたに提示しない。

連中は資本家階級が労働者に対して持つ搾取的権力の不均衡と戦う候補者を、あなたに提示しない。

連中は皆様の国で見ている権威主義や監視や警察の軍事化を撤回するような候補者を、あなたに提示しない。

連中は麻薬戦争を終わらせる候補者を、あなたに提示しない。

連中は正常に機能する医療制度をアメリカで実現する候補者さえ、あなたに提示しない。


投票用紙に載っているものを見るよりも、投票用紙に載っていないものを見るほうが、遙かに多くのことを学べる。

平和や正義や平等は投票用紙に載っていない。

 

生態系破壊の終焉や貧困の終焉や腐敗の終焉も投票用紙には載っていない。

 

こうしたことを有力候補者は掲げない。

 

これらのことを掲げる候補者は勝利を阻まれる。

ハリスとトランプの比較的表面的な違いが及ぼす影響よりも、この事実の方が、あなたや周囲の人々に桁違いに直接的影響を及ぼすのだ。

アメリカ帝国の世界的行動全体を見れば、トランプが大統領になる場合と、ハリスが大統領になる場合の違いは、おそらく0.1%程度だろう。

 

しかも、それすら寛大な見方だ。

 

一方、どちらかの政党が平和や正義や平等や健全な環境を掲げる候補者を立てれば、世界は劇的に変化し、ほとんど、元のものと似つかないものになるはずだ。

どちらの政党も、そのような候補者を立てないのはそのためだ。

 

どちらの政党も、腐敗し、虐待的で、戦争を煽り、帝国主義的で環境破壊的な資本主義の現状を維持するために存在している。

 

アメリカ政府を実際運営しているオリガルヒ帝国経営者は、現状を維持する候補者だけが大統領執務室に近づけるようにするため必要なことは何でもする。

選挙は数年ごとに行われるインチキ芝居で、政府が下す最も重要な決定に自分たちが何か意味のある影響を与えているとアメリカ人に思い込ませるためのものだ。

 

投票用紙に載っているものを見るのではなく、載っていないものを見れば、これは即座に明白だ。