自民・松川るい氏の出世プランがパー…エッフェル塔写真居直り釈明、次女同行もバレて大炎上
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自民党女性局のメンバーが大挙してフランス研修に出かけていた騒動は、まだまだ鎮火が見通せない。
最も苦虫を噛み潰しているのは、総勢38人を率いた女性局長の松川るい参院議員(52)だろう。
パリの観光名所エッフェル塔の前でおちゃらけポーズを決めた写真を自分で拡散させ、そのうえ次女を同行させていたことを「SmartFLASH」にスッパ抜かれて今なお火ダルマ。
自業自得とはいえ、ピカピカの経歴は台無し。
キャリアプランもこれでパーだ。
松川氏は東大法学部卒業後に外務省入り。
米ジョージタウン大国際関係大学院で修士号を取得し、日中韓協力事務局次長などを歴任。
第2次安倍政権が掲げた「女性が輝く世界」を推進するため、外務省が新設した女性参画推進室の初代室長に抜擢され、2年後の2016年に自民党から参院選(大阪選挙区)に立って初当選した。
現在2期目で、安倍派(清和会)に所属。
外交・安全保障の論客としてテレビ出演も多く、安倍派の期待を背負ってきた。
そんな才女に付いたあだ名が「エッフェル姉さん」。
ダメージは計り知れない。
「あの通りの才色兼備ですから、野心もそれなり。
防衛大臣政務官は経験済みなので、今夏の内閣改造で副大臣ポスト、来夏には大臣のイスを狙っていたようです。
まだ大臣適齢期ではありませんが、有能な女性なのでアドバンテージはある。
同じ安倍派の丸川珠代参院議員に続いていずれ衆院に鞍替えし、さらに上を目指すんだったろうに、こんなことでズッコケるとは……」(自民党関係者)
自分でまいた種とはいえ、挫折知らずの松川氏があっちでもこっちでも叱られっぱなし。
小渕優子組織運動本部長から「不適切な情報発信で誤解されることがないように」と注意を受け、世耕弘成参院幹事長は厳重注意したという。
世耕氏は安倍派の「5人衆」に数えられるボス格。
「観光だと誤解されるような写真をSNSにアップしたのは軽率だった」とする一方、「(研修の)内容は極めて充実しているということなので、できるだけ早く報告を取りまとめて私に見せるよう要請した」とかばうそぶりを見せているが、どうなるか。
松川氏の地元・大阪では日本維新の会が猛威を振るい、自民は壊滅状態。
党本部主導で次期衆院選候補となる選挙区支部長を公募したが、2日の結果を見る限り、パンチに欠ける。
松川氏は初出馬でトップ当選、2選目は維新候補に次ぐ2位当選だった。
いつでも割って入る余地はあるのに、あえなく自滅。
とはいえ、お笑いの街・大阪のことだ。
エッフェル塔のかぶり物で現れるくらいの心意気を見せれば風向きは変わるかもしれない。