能登半島地震と原発 〜 志賀原発に事故が発生すれば能登半島の先端の人々は逃げられない / 老朽原発の対応年数を60年に延ばすと「資産に勘定され黒字化」喜ぶのは投資家だけ
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=362112
能登半島地震について、原発の観点から振り返りました。
大飯原発の3、4号機と高浜原発の1、2、3号機は稼働中でした。
そしてこのエリアには高速増殖炉もんじゅと新型転換炉ふげんがあります。
志賀原発の1、2号機の変圧器から3,500リットル以上の油漏れが起き、2号機では火災を消火したという官邸からの発表がありましたが、
後に北陸電力から「現場では火災があったと判断」したけれども「焦げは確認できなかった」など、事態がよく分かりません。
おしどりマコさんは
「北陸電力のプレスリリースは 東京電力に比べて情報量が少ない」
「大変なシビアアクシデント時こそ 迅速な情報共有が重要になってくる」
と指摘され、烏賀陽弘道氏は
「(福島第一原発では)運転していない原子炉ですら、高温を放つ使用済み燃料棒が、原子炉に隣接したプールの中に貯蔵されているという事実。
その冷却機能を喪失しそうになった。
本来、それは速やかに再処理工場に送られているはずのものだった。
原発に置いておいてはいけないのだ。
今回の志賀原発でも同じことがわかった。
異常な状態が日常化している。」
と批判されました。
志賀原発で事故が発生した場合、能登半島の先端に住む人々は、一旦、原発に向かうしか逃げ道がありません。
その先端の珠洲市は、かつて原発が作られようとした時、住民の方々が猛反対をされたそうです。
「猛反対してくれた住民の皆さんには感謝しかない。足を向けて寝られない。」
原発の構造は、30年程度の「日常的な運転ですら鉄錆が溜まり、 配管に当たり傷つける」そうです。
しかしその耐用年数を60年に延長すると、資産に勘定され黒字化します。
投資家にとっては「高配当が得られるのであれば、日本が原発事故で滅びようが知ったことではない。」とあります。
【ーー1月4日山本太郎代表メッセージ(抜粋)ーー
代表山本太郎です。
改めて、ご連絡いたします。
1月1日に発生した石川県能登半島地震により被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げるとともに、いまだ現地に取り残されている人の救命救助、住まいを失った方々、避難している方々の生活保障と復旧を最優先として、やるべきことをやっていきます。
私は明日に被災地入りします。相談しているNPOなどから、混乱の過程も含めて私が視察することが有益だと判断があったので、そうさせていただきます。
みなさまにおかれましては、何かしたいという思いがきっとあると思いますが、1月1日にお伝えしたように、闇雲に動くことは逆に足を引っ張ってしまう恐れもありますので、それは避けてください。
私が知り得たことは皆さんに一定共有させていただきます。
(参考)1月4日19時時点の石川県HPでも以下のように「問い合わせもやめてくれ」と掲載されています。
「市役所・社会福祉協議会等に、電話のお問い合せを控えていただきますようお願いいたします。
災害ボランティアに関する情報があった場合、当ページでお知らせいたします。」
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/202401jishin-mokutekibetsu.html#honbu
党のやるべき一番大事なことは、この国の災害対応のあまりのやる気のなさを、有権者にお伝えしつつ、一刻も早くこの政治状況を変えることです。
本日、岸田総理が、予備費たったの40億円の使用を9日に閣議決定すると言いました。
スピード感も規模もフザケきっていますが驚くべきことではありません。これまでの災害においても、基本的に対応は同じです。被災者の生活再建のための財政出動をやらない政府は倒すしかありません。
長くなりましたが以上です。行ってきます。】