きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

米欧はウクライナを見捨てた 2 

[3346]西側は、ウクライナを見捨てた。もうすぐキエフ陥落。指導者たちは知らん顔を始めた。
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/

副島隆彦です。

今日は、2022年2月25日(金)の午後1時ごろです。
まだ「キエフ陥落」は起きていません。

私は、ウクライナの首都キエフの 陥落、ゼレンスキー政権の ロシアへの降伏を、ロイターのライブ中継の画面をじっと見ていたのですが、なかなか起きません。

あと数時間でしょう。

ロイター ライブ映像:ウクライナ首都キエフの現在の様子

 

 

私が、上記の首都キエフの中心街の画面を見ているのは、もうすぐロシアの戦車隊が、この大通りを走り始めるだろうからだ。

 

その根拠は、下の方に纏(まと)めて載せるが ブルームバーグの記事に、「あと数時間でキエフ陥落」と有るからだ。

〇 「 首都キエフ、ロシア軍の攻撃で数時間内に陥落も-西側情報当局 」
Western Allies See Kyiv Falling to Russian Army Within Hours   
ブルームバーグ  2022年2/25(金) 4:01配信 


この記事は、今朝の午前4時に配信された。

私は、最近は、だいたい午前2時に起きる。

老人性早起き症(ろうじんせい・はやきしょう)のため(笑)。
それから、午前7時の記事で、

〇 「 9時間で首都の前まで進んだ…「露、キエフ北西で交戦」」
2022年2/25(金) 6:55配信  中央日報 


とある。

 

時間を計ったら、プーティンのロシアによる攻撃開始(開戦)命令は、昨日の午前5時として、これに9時間を足すと 日本時間は、ウクライナよりも 7時間 ahead アヘッド(ウクライナからは behind ビハインド)で 現地で上記の記事の 日本で、午前7時時だ。

ピッタリだ。

そうすると、今朝から6時間後と、私、副島隆彦が予想して、6を足すと日本時間の午後1時である。

おそらくこのあと、キエフの中心の様子(現地は午前6時)には、ロシアの戦車隊が猛スピードで走ってくるだろう。

西側諸国 (the West 西側同盟、欧米)は ウクライナを見捨てた。
そして、「もともとウクライナは、ロシアの一部だったのね」と、知らん顔を始める。恥知らずの行動を取る。

ゼレンスキー大統領(コメディアン上がり)は、下に載せた午前9時前の記事、

〇 「 ウクライナは「孤立無援」 大統領 」
2022年 2/25(金) 8:52配信 AFP=時事 


で、「われわれは孤立無援で防戦している。共に戦ってくれる者はいないようだ」とある。

「我々は、侵略者と戦う、そして勝つ。ウクライナ、万歳」という言うツウイッターと動画を発表していた。

これでウクライナの負けだ。

 

全土がロシアによって制圧される。

 

ただし、西方の、ガリチアガリシア)地方と呼ばれるガリチア右翼の反共主義者(日本で言えば、安倍晋三のような人たち)が、どのように、反ロシアの、ゲリラ戦による肉弾攻撃の爆弾テロ攻撃を含めた、抵抗運動を続けるか、だ。

 

これがこのあと長引くだろう。

ウクライナの都市部から、西のポーランドと南のルーマニアに避難した人々は、落ち着いたら戻るだろう。そして、ロシアの管理を受け入れるだろう。

彼らは、「戦争はいやだ。人がたくさん、死ぬ。戦争を止めて」が合言葉だから戦闘が終われば、それで、前の暮らしに戻る。

もともとウクライナ人は、ロシア人と、深く混ざり合った、コトバも文化も通じ合っている一体の国家だ。 

それが元に戻った、ということだ。

おそらく、新ロシア派の下院議員たちが、新政権をキエフに作る。

 

23日のCNNの現地の番組で、討論の最中に、反ロシアのジャーナリストから、いきなり殴り付けられていた、若い下院議員とかが、キエフに新政権を作るだろう。

 

果敢に反撃に出て殴り返していた。

 

両方、気合が入っている。

 

その名前も私は控えたのだが、今メモが見つからない。

そのすぐそばで、同じ討論に参加していたポロシェンコ元(もと)大統領が、喚(わめ)いていた。

「こいつは、裏切り者だ。ロシアのエイジェント(スパイ)だ」 と。



なぜ、ウクライナはこんなことになったのか。

その元凶で、始まりは、2014年だ。

今から8年前の、2014年の2月に起きた、ウクライナ議会前のマイダン広場で起きた、凶悪な、仕組まれた暴動だ。

 

このときは、ヤヌコビッチという 親ロシア派の大統領だった。

ヤヌコビッチを防衛していた大統領警護隊(親衛隊)の800人に対して、抗議行動がエスカレートして暴動の形になって(始めから、仕組んでいたのだが)、それで、この親衛隊を、狙撃して、どんどん殺した。 ヤヌコビッチは、国外に脱出して、今はロシアにいる。

彼が、復帰するかもしれない。

このように、合法的に成立していた ロシアの政権を、「マイダン暴動」のクーデターで倒したのは、ウクライナの反ロシア派を操っていた、ビクトリア・ニューランド(米国務省ヨーロッパ、ロシア担当の次官補)であり、凶悪な 統一教会( Moonie ムーニー)の幹部の女だ。

 

 

それと、駐ウクライナ米大使の男だ。

このふたりは、ヒラリー・クリントンの忠実な子分だ。

 

ヒラリー自身は、いろいろの不祥事がどんどん出て、2012年末で、オバマ政権の国務長官を辞任して、2期目はなかった。

 

だが、ヒラリーは、「本当の大統領は、私なのよ」と、そのあとも、世界各国でのアメリカの謀略政治を続けた。 

 

そのひとつが、IS(アイ・エスイスラム国)の7万人の兵力を、2012年の6月に、突如、シリアと北イラク出現させた動きだ。

だから、中東・アラブ世界での、悲惨な戦争を起こしたのも、ヒラリーたちだ。

 

ISは、サウジラビアの砂漠の中の秘密の米軍基地(空港)で、イラク戦争(2003年3月から)での捕虜だった若いイラク人兵士たちを、ヒラリーとジョン・マケインたちが、資金をつぎ込んで教育して、出現させたのだ。

 

サウジから、北イラクに、トヨタの新品のランドクルーザーの車列で行進して出現した。



このシリア、北イラク動乱を、そのまま、ウクライナのマイダン暴動につなげた。

 

そして、ウクライナも、西側世界に、取り込む。西側同盟に入れることで、ロシアから、奪い取って、ロシアをギューギューと苛(いじ)め抜く」という戦略で動いたのだ。

だから、プーティンの主張は、一貫していて、ウクライナNATO (ネイトー。北大西洋条約機構。欧州の軍事同盟。集団安全保障体制)に入れる、という策動をやめよ。それは、ロシアの安全保障に関わる 」である。

この一点だ。

このことを、日本のテレビ、新聞と、有識者(専門家)たちは、口を噤(つぐ)んで言わない。

 

やるべきでない非道なことをやったのは、西側同盟だ。

 

そして、今回、ロシアは、実力(強制力)で、ウクライナを取り戻した。 

 

これで、終わり、である。

 

プーティンは、これ以上のことはしない。

私、副島隆彦の言論に付き合ってくれている(全面同意してくれなくてもいい)人たちは、この私の説明で分かるだろう。

 

だが、このあとも、世界政治の真実が分からない者たちは、動転(どうてん)して、騒ぎ続ける。 

 

それならそれで、私、副島隆彦も、それを奇貨(きか)として騒ぎ立てよう、と思う。

そして、西側同盟(西側の自由主義諸国か? 価値を共有する 笑い)は、ウクライナを、NATOに入っていないので、我々には集団安全保障の防衛義務は、ありません」と、冷たく突き放して、知らん顔をすることに決めた。

恥知らずたちだ。

それで、「ああ、もう、ウクライナ問題は終わりました」と、NYの株価を、昨日、始めは800ドル下げていたのに、無理やり吊り上げて、プラス92ドル(24日終り値)にした。

 

「これ以上の下落は、困るんだー」で。

 

それに連れて、今日25日の日経平均も300円ぐらいの上げにした。

このあとも、私は、たくさん書きたいが、もう、やめよう。

 

ロシア軍は、開戦後、すぐに、全土73か所のウクライナの防空設備のアンテナを、どうやら、電磁波攻撃(雷の稲妻のような感じ)で破壊したようだ。

 

まさしく、古村治彦君が研究している、最新の「サイバー戦争」である。

それと、地対空ミサイル「S400」 での一斉にウクライナの軍事司令部(地下壕)の破壊だ。

 

そして首都キエフの郊外の民間空港と軍事飛行場の3つに、ロシアの空挺部隊(くうていぶたい。エアボーン)を投下させて制圧したのか、である。

 

そうなると、おそらくそこから30キロぐらいであるキエフにまではすぐだ・・・。

それで、私の「予言者 金融セミナー」の宣伝です。以下の通りで行います。
きっと私のことですから、最新の金融情報と知識を、てんこ盛りで、ワイワイ、5時間、元気いっぱい、話すと思います。 

私は、今、病気が治って、大きな厄(やく)明けで、運勢がもの凄くいいですから、皆さんに私の運と良い気(き、Qi )を お分けします。

会場の壇上から、ゆんゆん、気功(きこう)のサイバー攻撃 を投げかけます。 

よい霊魂(れいこん)を信じる者の力です。 

===============================
副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第23回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2022年3月20日(日) 
 開場・受付/11:00~ 終了/17:30 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/指定席  または オンライン
===============================
申し込みは、コチラから ↓↓↓
https://kokc.jp/e/50da22a30840a71e91bc384b804d4380/

ここから、上で言及した 資料の新聞記事を貼ります。
私が、ここの[3345]番 ↓ に書いた 極めて重要な内容である 
ウクライナ東部へのロシア軍の侵攻が始まった。世界政治は「仮面をかぶった列強(大国)政治」である」
と共に、読み返してください。

副島隆彦拝 

(転載貼り付け始め)

〇 「 首都キエフ、ロシア軍の攻撃で数時間内に陥落も-西側情報当局 」
Western Allies See Kyiv Falling to Russian Army Within Hours

2022年2/25(金) 4:01配信 ブルームバーグ
ウクライナの首都キエフは数時間以内に陥落してロシア軍に掌握される可能性があると、西側情報当局の高官が述べた。ウクライナの防空能力は事実上、無力化されたという。
同高官によれば、ロシア軍の部隊はドニエプル川の両岸からキエフ制圧に向かっている。既に数カ所の飛行場が同軍の手に落ち、さらなる部隊の派遣に利用可能だ。

同高官はロシアの軍事行動について、これまでのところウクライナの東部と南部、中央部に集中しているものの、プーチン大統領は全土掌握を目指していると考えられると指摘。最終的には現政権の転覆とかいらい政権樹立を狙っているとみられる。

ウクライナのゼレンスキー大統領は国の防衛に努めると言明した上で、自身と政権はキエフにとどまると述べた。事情に詳しい高官によると、ロシアが人口300万人のキエフを掌握すれば市民に激しい暴力が加えられる可能性がある。米国防総省当局者が記者団に明らかにしたことろでは、ロシアの攻撃第一波には重・中型爆撃機75機とさまざまな種類のミサイル100発余りが使われたという。

〇 「 ウクライナは「孤立無援」 大統領 」
2022年 2/25(金) 8:52配信 AFP=時事 
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は25日、ロシア軍の大規模侵攻を前に「われわれは孤立無援で防戦している。共に戦ってくれる者はいないようだ」と述べた。また、ロシアの工作員が首都キエフに侵入したとして、住民に警戒と夜間外出禁止令の順守を呼び掛けた。  
大統領によると、ロシア軍が侵攻を開始した24日、民間人を含めウクライナ人137人が死亡、316人が負傷した。 大統領は、自身もロシア側の最重要の標的となっているが、家族と共に国内にとどまっていると語った。 【翻訳編集】 AFPBB News

〇 「 9時間で首都の前まで進んだ…「露、キエフ北西で交戦」」
2022年2/25(金) 6:55配信  中央日報 

 ウクライナ内務省が24日(現地時間)夜明けにキエフ地域の国境施設がロシア軍の空襲によって破壊されたと発表した。

24日(引用者注。攻撃開始は、現地時間午前5時だろう)、ウクライナ攻撃を開始したロシア軍が開戦9時間後である午後2時ごろ(ウクライナ現地時刻)、首都キエフの北部まで進入したとAFP・ロイター・ブルームバーグ通信など外信が報じた。

インタファクス・ウクライナは「午後2時、キエフ市郊外周辺の北西ホストーメリで交戦があった」と伝えた。 また、ロシア軍がウクライナ第2の都市である北東部のハルキウ郊外周辺まで進出し、主要道路に検問所を設置した場面がテレグラムビデオに掲載されたとニューヨークタイムズ(NYT)が伝えた。

この日午前5時、ウラジミール・プーチン露大統領が開戦を宣言した後、わずか9時間でウクライナ1・2位の都市がロシアによって包囲されるわけだ。 ウクライナ国境警備隊によると、ロシア軍がウクライナキエフ地域とベラルーシ国境のジトーミル地域への浸透を試みており、グラド(GRAD)多連装ロケット砲ミサイルで攻撃したとロイターが報じた。

人口280万人が居住するキエフは北部のベラルーシ国境とわずか90キロメートル離れている。 また、ウクライナ救助当局はキエフ南部から20キロメートル離れた地点で14人を乗せた軍用機が墜落し、死傷者を把握中だとAFPが伝えた。 東部の国境に近い人口140万人のウクライナ第2の都市ハルキウもロシア軍が目の前まで進撃した。ロシアと国境線が近く、親ロ派分離主義勢力がたてた「ルガンスク人民共和国」と接しており進撃速度が速かったと推定される。

これに先立って、ロシア軍はプーチン大統領の「特別軍事作戦」命令とともにウクライナの北・東・南の三面に進撃した。外信とウクライナ国防省によると、両方の軍隊は約80人の死傷者を出したと伝えられた。 両側の攻防が本格化し、心理戦も熱くなっている。ウクライナはこの日午前、ウクライナ軍は東部地域でロシア軍用機6機とヘリコプター1機を撃墜した。

しかし、ロシア軍はこれを否認し、むしろ親ロ派分離主義勢力がウクライナ航空機2機を撃墜したと主張した。開戦成果を先を争って知らせるのは味方の士気を最大限高めようとする戦略に読まれる。 一方、タス通信アゾフ海でロシア民間貨物船2隻がウクライナのミサイルによって襲撃されたと報じた。


(転載貼り付け終わり)

===============================
副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第23回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2022年3月20日(日) 
 開場・受付/11:00~ 終了/17:30 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/指定席  または オンライン
===============================
申し込みは、コチラから ↓↓↓
https://kokc.jp/e/50da22a30840a71e91bc384b804d4380/

副島隆彦拝 

バイデン勝利なら戦争の時代に備えよ 8 ~世界は一気に戦争体制に入った、が…~