FTXの破綻でウクライナを舞台としたマネーロンダリングが注目されている
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暗号資産売買の大半はふたつの取引所、中国生まれのカナダ人であるチャンポン・ザオのバイナンスとバハマに本社を置くサム・バンクマン-フリードのFTXで行われてきた。
そのFTXが11月11日に破綻し、ウクライナを舞台とした資金の流れに疑惑の目が注がれている。
ロシアと戦うための戦費としてウクライナへ提供された資金は戦闘に使われず、FTXの闇に消えているのだが、その一部はアメリカの民主党へ流れ込んでいると言われている。
兵器も闇市場へ吸い込まれ、一部ばイラクのクルドを経由してイランのクルドへ渡っていると言われている。
バンクマン-フリードはジョージ・ソロスに次ぐ民主党候補への寄付者だ。
バンクマン-フリードは2019年4月にFTXを創設したが、その年にジョー・バイデンは20年の大統領選挙に出馬すると表明した。
フランクリン・ルーズベルトによると、政治の世界に偶然はない。
ところで、バンクマン-フリードの元恋人でビジネスの上でも緊密な関係にあったキャロライン・エリソンは昨年4月、アンフェタミン(覚醒剤の一種)を賛美する文をツイッターに書き込んでいるが、バンクマン-フリードは2020年にアンフェタミン塩を含むアデラルという名称のADHD薬を服用していると語っていた。
ソロスの表の顔は投機家だが、裏ではソ連/ロシアを破壊する工作を推進してきた。
1999年3月にアメリカ/NATO軍はユーゴスラビアを先制攻撃、その際にスロボダン・ミロシェヴィッチ大統領の自宅を破壊、中国大使館をB2ステルス爆撃機で攻撃、3機のミサイルが別々の方向から大使館の主要部分を直撃している。
目標を設定したのはCIAだった。
この先制攻撃は旧ソ連圏を解体し、食い物にするため欧米の巨大資本が重要な役割を果たしているが、ソロスは資金面から支援していたと言われている。
1991年12月にソ連が消滅するとネオコンはアメリカが唯一の超大国になったと認識、他国に気兼ねすることなく単独で行動できると考えた。
そして1992年2月、アメリカの国防総省の「DPG草案」として世界制覇プランを作成した。
その時の国防長官はディック・チェイニー、作成の中心は国防次官を務めていたポール・ウォルフォウィッツだ。
そこで「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれている。
このドクトリンをビル・クリントン大統領は無視、有力メディアから攻撃されることになった。
この流れが変わるのは1997年1月に国務長官がウォーレン・クリストファーからマデリーン・オルブライトへ交代してからだ。
1998年4月にアメリカ上院はソ連との約束を無視してNATOの拡大を承認、その年の秋にオルブライト国務長官はユーゴスラビア空爆を支持すると表明した。
この東方へのNATO拡大、つまり緩慢な「バルバロッサ作戦」の背後でソロスも暗躍していたのだ。
19世紀に登場したアングロ・サクソンの支配層、いわゆるセシル・ローズ人脈はその当時から一貫してロシア制圧を目論んでいるが、短期的に見ると米英のウクライナ制圧プロジェクトは2010年から始まった。
この年の1月から2月にかけて行われた大統領選挙で東部や南部を支持基盤とするビクトル・ヤヌコビッチが勝利、7月にヒラリー・クリントン国務長官(当時)はキエフへ乗り込み、ヤヌコビッチに対してロシアとの関係を断ち切ってアメリカへ従属するように求めたが、拒否された。
そこからバラク・オバマ政権のクーデター計画が始まったと言われている。
オバマ政権は2013年11月にクーデターを始動させ、14年2月にヤヌコビッチの排除に成功した。
その時、クーデターの実行部隊として使ったのがネオ・ナチだ。
このクーデターを現場で指揮していたのがビクトリア・ヌランド国務次官補(当時)。
2014年2月上旬、クーデターが山場を迎える直前に彼女は電話でジェオフリー・パイアット米国大使に対し、「次期政権」の閣僚人事について話している。
その中でヌランドは、混乱を話し合いで解決しようとしていた「EUなんか、クソくらえ」と口にしたのだ。
ヌランドは父方の祖父母がウクライナからの移民だが、現国務長官のアントニー・ブリンケンの父方の祖父もウクライナ出身。
ヌランドもブリンケンもユダヤ系だ。
ちなみに、アメリカの反ロシア戦略で重要な役割を果たしたズビグネフ・ブレジンスキーはポーランドの生まれだが、一族の出身地ブゼザニは現在、ウクライナに含まれている。