きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

『金銭授受をチクる事はゲスの極み』 by 山東昭子


甘利大臣の金銭授受疑惑 告発した業者に山東昭子氏「まさにゲスの極み」
http://news.livedoor.com/article/detail/11089946/
 
甘利明経済再生担当相をめぐる金銭授受疑惑に関し、自民党山東派山東昭子会長は21日、「政治家自身も身をたださなければならないが、(週刊文春に)告発した事業者のあり方も『ゲスの極み』。まさに『両成敗』という感じでたださなければならない」と述べた。
 
国会内で記者団に答えた。
 
甘利氏は昨年5月の記者会見で、人気ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のヒット曲「私以外私じゃないの」の替え歌を披露したことがある。
 
 
甘利大臣の去就が、日本に法の正義があるかのどうかの指標になる。
http://31634308.at.webry.info/201601/article_20.html
 
 
耳を疑う発言だった。

甘利明経済再生担当相をめぐる金銭授受疑惑に関し、自民党山東派山東昭子会長が発言した。

その模様が報道された。

「政治家自身も身をたださなければならないが、(週刊文春に)告発した事業者のあり方も『ゲスの極み』。

まさに『両成敗』という感じでたださなければならない」

こんな発言をする人物が参議院議員を務め、自民党の派閥の領袖を務めている。

さすがは金権腐敗体質の政党の派閥領袖であると、称えるべきか。

週刊誌を通じて告発した人物は氏名も公表している。

どのような人物であるのかははっきりしない。

しかし、

公職選挙法政治資金規正法に抵触する可能性のある犯罪性の高い事案を告発したのである。

問われるべきは、この問題事案であって、内部告発という行為ではないはずだ。

これまで公表されている内容からすると、告発者はいわゆる贈賄側の実行人物であるということになる。

汚職は金品を提供する贈賄側と金品を受け取る収賄側の二つによって成立する事案であるから、収賄側の責任が問われるだけではなく、贈賄側の責任も問われることになる。
 
贈賄側の責任が問われるという意味で発言したのならともかく、発言そのものは、こうした機密案件を告発した、その行為を批判しているように見える。

このような事案が明るみに出るきっかけの多くは内部告発である。

犯罪性の高い事案があり、その事案を告発する人物が存在する場合、この告発者は隠ぺいされていた犯罪性の高い事案を、広く世に知らしめたことで、称えられることはあっても、批判されるべき存在ではない。

内部告発を促進することが、このような汚職=経済犯罪を抑止する、重要な抑止力になる。

が制定されたのは、こうした内部告発を積極的に支援するためである。

山東昭子氏の発言は、

こうした内部告発の行動そのものを

「ゲスの極み」

であると批判するものである。

「ゲスの極み」のスキャンダルが広がっているが、思わぬかたちで、さらなる展開を示してしまった。

山東昭子氏の心情は、

「賄賂の贈呈という、何よりも隠ぺいしなければならない行為を告発することなど、「ゲスの極み」だ」

ということなのだろうが、驚愕の発言と言わざるを得ない。
 
甘利明氏は、問題になっている企業の社長と面会したことを認めているが、週刊誌が指摘する現金の受領については、記憶が定かでないと述べている。

この程度の金額の受領は、記憶の外にあるというのは、日常茶飯事であるから、いちいち覚えてはいられない、ということなのだろう。

そのような現金受領は一切行わない、と言うなら、この事案についても、現金受領はない、と断言できるはずだ。

しかし、記憶があいまいではっきり答えられないということは、少なくとも、類似した事案が多数存在することを想起させるものである。

1月20日の記者会見で甘利明氏は、

「私は、今日まで政治家として法に反するようなことはやってきていない」

と述べていたが、1月21日の国会質疑では、これが、

「私は、今日まで政治家として法に反するようなことはやってきていないつもり」

に変化した。

「やってきていない」


「やってきていないつもり」

では天と地の開きがある。

これまでの発言を見ると、いわゆる「あっせん利得罪」に該当する犯罪行為は、すべて秘書の責任として処理し、現金受領は正規の政治資金受領として押し通す算段なのだと思われる。

告発者は、写真、録音データなど、多くの証拠を保持していると見られるから、甘利氏が事実に基づかない逃げ道を作ろうとしても、容易ではないと推察される。

菅義偉氏、麻生太郎氏、甘利明氏の3名は、第二次安倍政権を支える三本の矢と呼べる存在である。

その一角が重大な経済犯罪事案で転落するということになれば、政権の命運は一気に暗転する。

現段階では、まだ真相が明らかではないから、今後の真相究明が何よりも強く求められるが、この事案を契機に、政局の流れが劇的に転換することになるなら、主権者にとって悪いことではない。
 
 
甘利氏疑惑に小沢氏「事実なら、司直が捜査すべき問題」
http://31634308.at.webry.info/201601/article_21.html
 
収賄疑惑で話題になっている甘利大臣が、説明を1週間で行うと言っている。甘利氏の秘書が、環境省の職員を議員会館に呼び出したことを認めた。
 

丸川氏「甘利氏秘書ら職員呼び出し」口利き否定
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160122-OYT1T50040.html?from=y10
2016年01月22日
甘利経済再生相側が建設会社から中央省庁などへの口利きを依頼され、謝礼を受けたとの週刊誌報道を巡り、丸川環境相は22日の閣議後記者会見で、同省職員が呼び出されて甘利氏の秘書と面会したことがあったことを認めた。
 
何時ものパターンで、秘書の話を聞いて説明するとしている。
 
その秘書は、日刊ゲンダイの話では姿を消したと書かれている。
 
ドリル小渕氏の秘書がいなくなったことと似ている。
 
小渕氏の秘書の場合、雲隠れしていたとき、一生懸命ハードーディスクにドリルで穴を開けて、証拠になるものを処分していたことになる。
 
甘利大臣の秘書も、今頃は証拠の書類などを処分し、弁護士などとも打ち合わせして、辻褄の合う話を一生懸命に考えているかもしれない。
 
生活の小沢氏の事件の時は、東京地検特捜部が秘書の命の安全を確保すると称して、秘書たちの身柄を確保するため逮捕した。
 
それから、相当きつい取り調べを行っている。
 
この時も、小沢氏が水谷建設から金を貰い、工事の便宜を図ったとして取り調べた。
 
甘利氏の場合、未だに検察は動いていおらず様子見である。
 
マスコミもほとんど騒がない。
 
小沢氏の場合とは雲泥の差である。
 
それだけ、今のマスコミは安倍政権に恐れをなしている。
 
小沢氏がこの件について、記者のぶら下がりに答えている。
 
小沢氏は、自分の例を前提に考えていたのであろう。
 
マスコミで言われているようなことが事実だとしたのなら、(自分達がやられたように公平に)司直が捜査すべきと述べた。
 
動画の2分55秒~5分に、甘利氏についてのコメントがある。
 
小沢氏に言わせれば、これ程疑惑で真っ黒なのに、自分達と全く違う処遇だと思っているのだ。
 
これで司直が何ら動かないなら、やはり司法は政権によって違うということだ。
 
司法が人を見て手加減することは、国家の根本が揺らぐということだ。

甘利氏疑惑に小沢氏「事実なら、司直が捜査すべき問題」
http://www.asahi.com/articles/ASJ1Q73B7J1QUTFK01Q.html
2016年1月22日
甘利(明・経済再生相)さんについて一部のマスコミで言われているのが事実であるとすれば、司直の手できちんと捜査すべき類いの問題だと思います。事実だとすれば、甘利さんは刑事犯罪と言うことになっちゃいますし、そうなれば本人だけでなく総理としての責任問題だと思います。(国会内で記者会見)
 
「甘利氏疑惑に小沢氏「事実なら、司直が捜査すべき問題」」について
甘利大臣をめる事件で真価を問われる検察
https://nobuogohara.wordpress.com/2016/01/22/%e7%94%98%e5%88%a9%e5%a4%a7%e8%87%a3%e3%82%92%e3%82%81%e3%81%90%e3%82%8b%e4%ba%8b%e4%bb%b6%e3%81%a7%e7%9c%9f%e4%be%a1%e3%82%92%e5%95%8f%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%82%8b%e6%a4%9c%e5%af%9f/
 
ダボス会議に出席して世界に恥をさらした甘利大臣
http://new-party-9.net/archives/3280
 
日刊ゲンダイ]甘利大臣ワイロ疑惑で新証言 “口利き”で補償金2億円増か
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=105463
 

フォードの日本撤退報道が見事に暴いたTPP交渉の売国ぶり
http://new-party-9.net/archives/3288