【OKシードプロジェクト】ゲノム編集生物(トマトなど)には表示の義務がなく見分けられないため、ゲノム編集でない種苗・食品につけられるOKシードマークを作りました!とのこと。ブラボー♪
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=285254
ゲノム編集されたトマトの種苗配布が、すでに今年の5月から始まっています。
ゲノム編集作物には表示義務が課されなくて済むことになってしまったため、消費者は知らぬ間に、こうした危険の恐れのある食品を口にしてしまうかもしれません。
ゲノム編集表示をせずに流通できるのは食品だけでなく、タネや苗も同様で、このままではその危険性を消費者は知ることができなくなってしまいます。
そこで、「農家や市民の知る権利を守りたい」、「自分の作るもの、食べるものは選べるようにしたい」、そう考える農家や市民が相談会を重ね、立ち上げたのがこのOKシードプロジェクトとのことです。
具体的には、ゲノム編集をしていない種苗には、ゲノム編集をしていない証としてのマーク(OKシードマーク)を貼るというもので、農家や家庭菜園をやる人はそのマークを見て"安全"を選ぶことができるようになるというわけです。
さらに、その種苗から作った収穫物も、その収穫物を使った加工品もゲノム編集されていないものとして選ぶことができるのですから、現状の体制において、食を守るために、何とかぎりぎり間に合うか!ということになるのではないでしょうか。
市民の"種"の力に拍手です!!芽を育てましょう。
もちろん、ワクチンから命を守りつつ。
"すべての食にこのマークを付けて、食を守るためにはタネ(シード)から始めることが肝心になります。"
"今年からゲノム編集の種子や作物、加工品などが出回り始めるため、ことは緊急を要します。"
OKシードプロジェクトについて
(前略)
OKシードプロジェクトは市民の力で立ち上げた非営利ネットワークです
ゲノム編集食品が作られる時代になりました。
これは自然な品種改良とは異なる方法で農作物や畜産・水産物の遺伝子が操作されて作られたものです。
その操作の事実を表示せずに流通することを政府が認め、ゲノム編集されたトマトの種苗配布が2021年5月に始まっています。
食品表示がありませんので、消費者は知らない間にそうして遺伝子操作された食品を食べてしまうことになりかねません。
(中略)
ゲノム編集をしていない種苗にゲノム編集していないマークを貼れば、農家や家庭菜園をやる人は選ぶことができます。
それだけでなく、その種苗から作った収穫も、その収穫物を使った加工品もゲノム編集されていないものとして選ぶことができるようになります。
すべての食にこのマークを付けることで食を守ることができます。
そのためにはタネ(シード)から始めることが肝心になります。
そうやって、農家や市民の知る権利を守りたい、自分の作るもの、食べるものは選べるようにしたい、そう考える農家や市民が相談会を重ね、そして立ち上げたのがこのOKシードプロジェクトです。
(中略)
ぜひ、このOKシードマークを活用してください。
個人、企業を問わず、すべての種苗生産関係者、農家、食品加工、流通に関わるすべての皆様に使っていただくことで、私たちの食を守ることができます。
ご参加を心からお待ちします。
共同代表 久保田 裕子(日本有機農業研究会、有機農業推進協会)
中村 陽子(メダカのがっこう)
顧問 山田 正彦(弁護士)
天笠 啓祐(日本消費者連盟、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン)
事務局 印鑰 智哉(事務局長)、毛利さや佳(メダカのがっこう)
ゲノムや遺伝子組換え、無添加の食品表示なくしていいか 超党派の議員連盟が院内集会
ゲノム編集食品の表示がないまま流通が始まり、2023年からは事実上「遺伝子組み換えでない」の表示もできなくなる。
さらに現在、政府は「無添加」や「添加物不使用」の表示もできなくすることを検討している。
食の安全性に関心が高まっているが、表示がなされなくなれば、買い物をするさいに消費者が選ぶことすらできなくなる。
(中略)
食品表示の現状と消費者の権利 遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン代表 天笠啓祐
(中略)
食品表示とは、消費者の知る権利、選ぶ権利から生まれたものだ。
だが今の食品表示のあり方は検討するさいに「現実がこうだから」という方式で決められていく。
消費者がこの食品が何なのか知ることができ、選ぶことができることが基本にあって初めて食品表示は成り立つ。
消費者の知る権利、選ぶ権利は、1962年にケネディ米大統領が提唱した「消費者の権利」から始まっていて、消費者基本法に明記されている。
消費者の権利から出発して食品表示を考え、変えてほしい。
議員立法でゲノム編集食品に表示する法律が必要だ。
ゲノム編集食品は表示しなくてよいことになっているが、おかしな話だ。
遺伝子操作食品であり、私たちから見ると遺伝子組み換えよりもはるかに遺伝子操作の割合はアップしている。
まずは、2008年に欧州司法裁判所が下した判断にもとづき、また予防原則にもとづいて、遺伝子組み換え作物と同等に扱うことを日本でも実現していただきたい。
(中略)
もう一つ、種苗にも表示が必要だ。
遺伝子組み換えの場合は食品表示制度があるので、遺伝子組み換えの種や苗を販売し、できた野菜などに食品表示をせずに流通させた場合は違法行為になる。
ところがゲノム編集は食品表示制度がないので、種苗を販売し、食品となって流通した場合でも問題にならない。
そうすると消費者としては、ゲノム編集かどうか選べない状態になる。
実際のところ種苗に関しては今、遺伝子組み換えの表示もなく、両方の表示が必要になってきている。
「OKシードマーク」という遺伝子組み換えやゲノム編集でない物にマークをつける自主的なとりくみもなされている。
そうしたとりくみも含め、ゲノム編集に関する種苗の表示、遺伝子操作の表示の仕組みも必要だ。
(以下略)
ご支援のお願い
ゲノム編集技術応用食品が表示されることなく出回り始めました。
ゲノム編集食品は遺伝子操作の新しい技術のため、健康や生態系に及ぼす影響が分かっていません。
そこで、ゲノム編集された種子で作物を育てたくない農家や食べたくない市民の選ぶ権利を守るために、OKシードマークが誕生しました。
今年からゲノム編集の種子や作物、加工品などが出回り始めるため、ことは緊急を要します。
農家、研究者、子育てママや、学生、健康を考える企業などが知恵を出し合って、急遽市民による共同プロジェクトとしてスタートしました。
そこで、皆様にこの活動をご支援いただきたく、ご寄付をお願いいたします。
経済的な支援よりも活動通じた支援をご希望の方はこちらからお願いします。
アメリカやドイツでは、NON-GMOマークを目印に市民が消費行動をすることで、スーパーのNON-GMOの棚の拡大や、有機農業の拡大、食品の生産・流通体制までも変えることができました。
日本でも、このOKシードマークの持つ意義はとても大きく、そのような働きをつくりだす力を持つものです。
ひいては、生きている土、ゲノム編集等の遺伝子操作をされていない種子で作物を育てている農家を守り、次世代に生きる環境と安全な食料に困らない日本を残す働きもしてくれると思います。
(以下略)