今やこの国の統治の仕組みである議会制民主主義は相当程度壊れてしまっています。
今回はマイナンバーを例にしましたが、マイナンバーに限らず、あらゆる重要法案審議に関して、
「まともに説明しない」→「まともに質問に答えない」→「議論や論戦を避ける」→「数の力で押し切る」→「メディアは無批判」→「国民は無関心またはあきらめる」
というようなサイクルがすっかり常態化してしまいました。
三権分立もいつの間にか形骸化していて、権力による不正に関しては、検察や司法も及び腰でまるで頼りにはなりません。
この状態を放置する限り、日本の凋落は止まらないでしょう。
https://twitter.com/BaArikou0915?s=20
https://twitter.com/yuifuruyama
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インボイス制度が広く国民の生活を破壊するものだと伝わっているだろうか、多くの誤解をしたまま政府に押し切られるのではないか、とヤキモキします。
ただでさえ「インボイス」という分かりにくい名前に加えて、その大元の消費税がまた「預かり金」だという大誤解を受けています。
有名な声優さんが、外国特派員協会で記者会見をされました。
「インボイス制度は私たちエンターテイメント業界のみならず、多種多様な職業にも大きな悪影響を与え破壊し、それはいずれ物価高として日本の全ての人々を襲うことになります。
しかしこういったインボイス制度の恐ろしい影響を日本の新聞、テレビ、ラジオなど大手マスコミは一切報道してくれません。
何度呼びかけてもなしのつぶてです。
大して議論も尽くされていないにもかかわらず、もう決まったことだからと、まるで国民を洗脳しているかのようです。」
と涙をこらえながらに訴えました。
そして外国の記者に向かって「他国の皆さんにアピールするしかありません。(中略)お力添えをお願いします。」と頭を下げられました。
他国のメディアに自国の文化を守ってほしいとお願いする、それがどれほど悔しいことか。
インボイス制度は、エンタメ分野だけの問題ではなく、自営で頑張る全ての職業を襲います。
ささやかであっても私たちの日々の生活を支え、豊かにしてくれるサービスそのものです。
それらが失われた時、私たちの生活も不便な貧しいものになるはずです。
そこにインパクトのある動画が上がってきました。
主演は、山本太郎議員を差し置いて何度もドアップとなった橋下徹氏。
得々として「消費財は預かり金。預かっている税金をそのままポケットに入れる益税という問題になる」とウソをまくし立てています。
そこにサラリと入る財務大臣政務官の「預かり税ではありません」のご指摘。
橋下氏のボルテージが上がるほど、視聴者は「ああ、まちごてるわ。」と理解できる実に愉快な教材でした。
森井じゅん先生は「消費税は廃止すべき」とコメントしたために、テレビには呼ばれなくなったそうです。