きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

トランプはまたしても無理やり負けさせられる

【3151】今の世界で最重要な議論。米大統領選は。そして日本はどうなる。私の金融セミナーがある。
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今、欧米の白人の知識人たちの間で、政治思想の問題として、もっとも関心を持たれているのは、フランスの知識人で作家(2020年死)の Jean Raspail ジャン・ラスパイユの著作 Le Camp des Saints  précédé de Big Other 「ル・キャンプ・デ・サン」(1973年作)である。

 


この書名を英語で書くと、The Camp of the Saints 「ザ・キャンプ・オブ・ザ・セインツ」その 日本語訳は、「聖人たちの陣営(砦)」である。 

 

この今から50年も前の本が、なぜ、騒がれているのか。

 

それは、この本が、南仏の高級リゾート地の、コート・ダジュール(青の海岸。カンヌ、モナコ、ニースなどを含む)に、北アフリカから、何千人、何万人もの難民(レフュジーズ)、避難民、貧乏な侵入者たちが、ボロボロの船の軍団で押し寄せて、ひどく臭(くさ)い臭(にお)いを撒き散らしながら、美しい浜辺を占拠してしまう様子だ。

 

この悪魔、餓鬼(がき)の群れ侵入のような 恐ろしい光景から、このジャン・ラスパイユ著の小説は始まる。

主人公である老教授が、双眼鏡で浜辺を見ていたら、彼のvilla ヴィラ 別荘の前まで、今にも この恐ろしい難民の群れが襲い掛かって来そうになった・・・

そういう小説だ。  

 

この「聖人たちの砦」という小説を、フランスで大々的に褒め称えて、問題にしたのは、国民戦線マリーヌ・ルペン女史である。

 

彼女は、この4月に、不正選挙が行われていなければ、彼女が率いる国民戦線が、総選挙で、勝利して第一党となり、そして2027年には、彼女自身が、フランスの大統領になっているであろう、という人物だ。

このラスパイユの本の裏側には、聖書の議論ある。

 

キリスト教新約聖書(ニュー・テスタメント。イエスと言う男の言行録)の、一番、最後に置かれてるのが、「ヨハネの黙示録(もくしろく)」だ。

 

これは恐ろしい人類の終末(しゅうまつ)大戦争による、世界の終わり そして、そこからの更なる救済のことが書かれている。

 

黙示録(もくしろく)は、ラテン語では Apocalypsis アポカリプス で、日本人もよく知っている。

英語では、 Revelation レヴェレイション と言って、神からの啓示(けいじ)、お告げ のことだ。


このヨハネの黙示録の最後の方の、第20章にある。

「イエスの復活(レザーレクション)と昇天アセンションから、始めの1千年(millennium ミレニアム)が経って、悪魔(Satan サタン)が、獄から解き放たれる。

そして、サタンは、ゴグGog とマゴグMagog の2つの大国を争わせる。

(おびただ)しい人が死ぬ。

その中の生き残りが押し寄せて、聖人たちの陣営を包囲する。

天から火が降って来て焼き尽くす。

これが人類の最終戦争だ。

最後の審判(ラスト・ジャッジ)が下り、いのちの書に名が無い者がすべて火の池に投げ込まれる」(20章 11-15)

このようなことが書かれている。


現在の西暦2024年は、イエスが昇天してから、2千年目(2つ目のミレニアム)が経つまで、あと、6年だ。 

 

私たち人類は天罰を受ける日(西暦2千30)年まで、あと6年だ。

聖書のヨハネの黙示録の 第20章に出て来る ゴグ と マゴグ とは、それぞれ、中国 と ソビエト・ロシア を指すなどと、と欧米の知識人たちが、侃々諤々(かんかんがくがく)の議論を今、あちこちでやっている。

現在は、難民も含めて、移民を migrants マイグラント(ツ)と総称する、外国からの招かれない移民(いみん)の大量の押し寄せの問題を中心に、ヨーロッパ諸国と、アメリカ合衆国は、大騒ぎをしている。

 

この問題を抜きで、今の世界を語ることは出来ない。

そして、この フランス作家の ジャン・ラスパイユの The Camp of the Saints「聖人たちの陣営」を大きく取り上げて、アメリカの大統領選挙(あと50日。一可決半先。11月5日)に向かって、正義のトランプ勢力の、真の標語としているのは、トランプ派内で、トランプ側近(スタッフ)で、ずば抜けたスピーチライターをして、あの2016年11月でのトランプ勝利のあと、就任式で、「新たなアメリカ革命」の演説原稿を書いた、Stephen Miller スティーヴン・ミラー(40歳)である。


現在のアメリカで、最高級で最先端の 政治思想家(イデオローグ)であるのは、このスティーヴン・ミラーである。

 


これ以上は、スティーヴン・ミラーの思想のことは、ここには書かない。

 

ミラーは、1970年代から、「南の国境線のすべてに、バーブワイヤー barbwire 鉄条網を敷け」と主張した、評論家のパット・ブキャナンの流れにある人だ。

 

パット・ブキャナンは、ニクソン大統領のスピーチライターをした人で、米大統領選挙に2回出た、私が尊敬する知識人だ。

私は、2006年の選挙の時に、彼のワシントンDCの選挙事務所まで調査に行った。


アメリカに南のメキシコとの国境線から、現在も大量に違法に越境してくる難民、移民たちに対して、アメリカ国民は、どん詰まって、今や決定的な決断をしなければいけなくなっている。


それが、今度のアメリカ大統領選挙の真の争点、対立点だ。

 

私は、現在、この問題を扱った「アメリカ動乱(どうらん)本」を書いている最中だ。

 

10月末(即ち投票日11月5日の直前)には出版する。

 

それ以上早くは、出版社と印刷所の都合で出せない。

「このことは、まだはっきりとは書かないでください。業界の慣例がありますから」と担当の編集者に言われているのだが、私は書かざるを得ない。

 

トランプは、勝てない。

負ける。

無理やり負けさせられる。

なぜなら、カマラハリス側(デープステイト)は、またしても、必ず、必ず、巨大な不正選挙をするからだ。

 


それは、約6000万票の得票を、トランプからカマラに、違法に、2020年に続けて、

 

またしても、ドミニオン」Dominion という遠隔操作による、不正得票操作ソフトを使って

 

「移し替える(switch スウイッチ、とかflip フリップという)。さらにトランプの得票を捨てる」、

 

とんでもないやり方である郵便投票 mail-in voting の3千万票とかをカマラ票に水増しして加える

 

ことで実行する。

この大掛かりの不正選挙 rigged election リグド・エレクション を、デープステイト側は、必ず実行する。

 

だから、トランプ票は、有効投票の73%の1.5億票を取るのだが、それを、無理やり、9000万票にまで減らす。

 

そして、本当は、5000万票しか取れないカマラ・ハリスの票を、1.1億票にするだろう。


私、副島隆彦のこの 近(きん)未来予言を、まあ、見ていなさい。

こんなことまで、はっきりと書いて公表する、私の決意の深さは分かる人だけが分かる。

 

私の敵どもは、私のこの政治言論での予言を、嘲笑(あざわら)って、まあ見ていなさい。



私は、9月8日に、このことで死ぬほど苦しんだ。

 

トランプたちは、どうしても勝てない。

 

デープステイト勢力(絶対に表に出ない 大富豪たちの連合体。軍産複合体。腐敗の限りの官僚組織。エリート法曹リーガル・ギルドたち)は、ここまでやる。

 

そして、自分たちの世界支配を継続する。

こうやって、アメリカ帝国は、見苦しい限りの延命策を講じる。

 

本当は、迫りくる金融恐慌の前で、のたうち回っているくせに。

だから、アメリカが、civil war 内乱、内戦(ないせん)、市民戦争、第2次の南北戦争に突入するのは、数年先に延びた。

 

デープステイトどもは、問題をclinch クリンチして、さらに先延ばしにした。

 

私、副島隆彦は、このことで相当に苦しんだ。

先日の9月10日のトランプ・カマラのABCテレビの討論会(デヴェートdebate)なんか始めからやらせの、カマラを勝たせるためのPR(メディア対策)だ、と分かっていた。

 

https://sputniknews.jp/20240911/19075899.html

 

それでも、トランプたちは、決定的な争点を、国境線から押し寄せる難民、移民問題に絞り込んで、徹底抗戦(てっていこうせん)をする覚悟だ。

移民をさらに2千万人とか受け容れて、人種の融合と、LGBTQの狂った同性愛者たちをさらに増長させて、アメリカがもっともっと荒れ果てた、荒廃した国になることを促進するデープステイト(ヴァチカンのローマ・カトリック教会と、英国国教会(こっきょうかい)=アングリカン・チャーチ が、頭目との、闘いは、さらに続いてゆく。

 

アメリカ合衆国の国家分裂は、さらに進む。

50州のうちの、30州ぐらいが、それぞれが、state ステイト(国家)であるから、州議会と知事が決断して、ワシントンDCの連邦政府(フェデラル・ガヴァーンメント federal government )からの、連邦離脱( secede セシード、secession セセション)してゆく。

 

この過程(プロセス)は、もはや不可避である。

 

南の対州のテキサス独立運動を軸アクシスにして、アメリカの中西部と南部の諸州が団結して、それが、まさしく、南北戦争の時の南部12州が組織した( the Confederation ザ・コンフェデレイション)南部連邦(なんぶれんぽう)だ。

これに対して、政府軍連邦軍北軍、あの対(たい)インデアン映画に出て来る騎兵隊=キャバルリー=の制服だ)が、「国家分裂は許さん。独立(連邦離脱)は、国家反逆罪(martyr マーター)だ」が、進撃して来て、その時、離脱を決めた各州の州兵(ナショナル・ガード)と state militia ステイト・ミリシア 武装民兵 の部隊が、州境(しゅうざかい)で、対峙して、そして銃撃戦、砲撃戦(クロス・ファイア)になる。

 

それが数年後に延びた。

だから、日本では、ようやく10月4日に公開される A24 が制作した、アメリカ映画 「シヴィル・ウォー civil war  アメリカ最後の日」のように、

華々しくワシントンDCを、テキサス州兵の ブラックホーク(戦闘ヘリ)とエイブラムズ戦車隊が総攻撃する、

そして、アメリカ南部人にとっては、憎しみの対象であるリンカーンのメモリアル・ホールを爆破する、

というような、戦争映画には、現実はならない。

 

もっと現実の戦闘、戦争 は地味(じみ)だ。

 

 

だから、ここで、私、副島隆彦が、日本にいて言うべきは、どうしても、アメリカの、見苦しいデープステイトの手先をやらないと気が済まない、テレビ、新聞の連中とアメリカの手先(反共右翼たち)と、自民党アメリカの言いなり政治家たちに対して、「世界政治の事態は、このように、あと数年、掛かって進行する。

だから、自分の態度を、この間の、決めなさい。

そうしないとお前たちのような低能の言論は、歴史の藻屑(もくず)となって消えて無くなる」

と言っておくことだ。

日本の政治言論は、本当は、私、副島隆彦が、今やっているとおり、最先端で、引き摺りまわすことで、決まっている。

 

私は、それぐらいに今の自分(もう71歳だ)の存在の重要性を自覚している。