日本の民主主義に大いなるチャンスが訪れた。
日本は第2次大戦後に民主主義の政治制度を導入したが、この60年間、選挙における国民の政治選択によって政権が交代するというチャンスは、ほとんどなかった。
だが、次の衆議院総選挙で政権交代する可能性は強まってきている。
自民+公明は事実上[自公党]というべき政党に一体化している。
この[自公党]と、民主党(プラス社民党と国民新党)の決戦の日が迫ってきている。
安倍内閣は「孤城落日」の状況にある。
テロ特措法の延長に失敗したとき、安倍内閣の存立自体が危うくなり、そのとき、安倍晋三は衆院解散か総辞職かの選択を迫られる。
安部晋三本人は衆院解散を望むかもしれないが、大多数の自民党員は総辞職を求める。
この綱引きで決戦を望む安倍晋三側が勝てば、衆院解散・総選挙となる。
この総選挙は、政権をかけた大決戦となる。
おそらく民主党が政権を取る。
決戦派の安倍晋三と回避派の党側の綱引きで、党側が勝てば、内閣総辞職→総裁選→新首相選出→衆院解散・総選挙となる。
ただ、この場合、総選挙の時期は、次の2008年通常国会の最中か終了後になる。
もちろん、総辞職せず、衆院解散もせずに安倍内閣が存続しつづけ、安倍晋三念願の洞爺湖サミット議長の役割を果たしたあと総辞職または解散という事態も考えられないわけではない。
この場合、総選挙に時期は2008年末から2009年にずれ込むだろう。
以上のようないくつかの見通しはあるが、2007年9月10日に召集される臨時国会で大乱が起こる可能性はきわめて高い。
両陣営は臨時国会において戦略戦術を駆使して戦うが、いずれにせよ2007年臨時国会は日本の政治の大きなヤマである。
民主党がテロ特措法延長を完全に葬り去ることができれば、政権交代をめざす戦いにおいては民主党有利となる。
安倍政権は米国政府の信用を失い、窮地に立たされる。
総辞職か総選挙か。
民主党にとって正念場の戦いになる。
2007年臨時国会は、日本の政治において、めったに訪れない重大な機会である。
政治腐敗を断つための諸々の措置、税金の無駄遣いをやめさせるための国政調査権の発動、安倍晋三はじめ、問題閣僚の証人喚問や問責決議、テロ特措法延長法案の審議など、やるべきことは多々ある。
この国会を通じて、売国自公政治をやめさせ、日本の政治を真に改革するための民主党の活躍を期待したい。
おバカ安倍晋三が、ついに辞意を表明した。
来るべきものが来ただけで当然の結果。
それにしても、「私の職責にしがみつくということはございません」と、おかしな日本語をノタマッたバカ安倍晋三は、この言葉通り、「職責」にしがみつくことなく、無責任に「職責」を放棄した。
その上、この無責任極まりない「職責放棄」の理由が、「民主党の小沢さんが党首会談に応じてくれないから」だって言うんだから大笑いだ。
参院選の歴史的惨敗を無視した続投表明と言い、今回の所信表明後の辞任表明と言い、まるで、おもちゃ屋さんの前でダダをこねてる幼稚園児のようだ。
こんな大バカヤローをフォローして来た周りの人たちも、さぞや大変だったことだろう。
そんな訳で、このバカの辞任を一言で言えば、「中途半端で無責任な政権の放棄」、世間知らずのオボッチャマの「政治ごっこ」の終わり。
しかし、一説には、「週刊現代」が、安倍晋三自身の「政治とカネ」の大スクープをつかんでいて、その暴露を恐れての辞任て言う噂も出てる。
その噂によると、91年に父親の安倍晋太郎が亡くなった時に、安倍晋三は遺産総額25億円に上るとされている莫大な遺産を相続するハズだった…
が、それをすべて自分の政治団体に寄付した形にして、億単位の相続税を免れたっていう疑いがあるそうだ。
これが事実であれば、数万円の領収書の二重計上なんていうセコイ不正とは違って、現職の総理大臣による億単位の脱税事件て事で、辞任どころの騒ぎじゃなくなる。
そして、この疑惑について、「週刊現代」の編集部は、安倍晋三側に質問状を送付していて、その回答期限が「12日の午後2時」としており、15日発売号で掲載 する予定だったという。
つまり、辞任会見をした時間が、この巨額脱税疑惑の回答期限だったのだ。
この大バカのことだから、この事件が公になって、「巨額脱税事件によって失職」なんてことになる前に、自分からトットと辞任したのだろう。
入院は時間稼ぎのため?
そんな訳で、さんざん支持率稼ぎに利用して来た「拉致問題」はもう用無しなのでホッタラカシ。
来年3月までに「絶対に終わらせる」って断言した「消えた5000万件の年金」は、「庶民の年金なんてどうでもいい」ので99%が手つかずのまま。
その上、先日の所信表明で「職を賭して取り組んで行く」って、舌の根も乾かないうちに、ぜんぶをほっぽり投げて、「もうや~めた!」と来たもんだ。
これこそが安倍晋三・クオリティー!
とにかく、前代未聞のワガママで幼稚な無能総理が、前代未聞のワガママで幼稚な辞め方をした。
これで国民がホッとしてるのは当然として、何よりもホッとしてんのが、売国自民党とナンミョー公明党の有象無象どもだ。