[リテラ]報道圧力団体「視聴者の会」賛同者はやっぱり安倍応援団と日本会議だらけだった! 憲法改正のための報道統制が狙い ~ 谷口雅春について
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=106792
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安倍応援団の“放送法遵守を求める視聴者の会”が、またも新聞に全面広告を出したとのこと。
見出しが「ストップ!“テレビの全体主義”」だというのだから、呆れます。
日本語の意味がわかっていないおかしな連中であるのは明らかですが、記事を見ると、この視聴者の会の賛同者のほとんどがカルト右派団体の「日本会議」関係者だとのこと。
記事では、しっかりとその連中の名前と略歴が示されています。
こうしたまともでない人たちは圧倒的少数派ですが、組織化されていて活発に活動しているのが強みです。
一般の何も考えていないB層は流れに沿った動きをするので、メディアを押さえられると、彼らの思惑に載せられてしまいます。
文末、とても面白いアイデアで、この視聴者の会の目論見を潰せるかも知れないとのこと。
確かにメディアを押さえられている以上、内側から潰す方が簡単かも知れません。
日本会議には、こうしたちょっとした宗教家が多く関係しています。
彼らのほとんどはすでに魂はありませんが、この谷口雅春も同様で、天界の改革以降とうの昔に完全に消滅しています。
要するに、今やこうした団体は亡霊のような集団だということです。
転載元より抜粋) LITERA/リテラ 16/2/20
http://lite-ra.com/2016/02/post-1994.html
http://lite-ra.com/2016/02/post-1994.html
くだんの広告では「ストップ!“テレビの全体主義”」「視聴者の目は、ごまかせない。」などと見出しを打っているが、よくもまあ恥ずかしげもなく、とため息が出る。
本サイトが追及してきたように、「視聴者の会」の実態は、“安倍応援団”に他ならない。
同書を700万円分、安倍事務所に“爆買い”してもらったことで有名な安倍首相お抱え評論家だ。
こんな連中が視聴者を代表するような団体を騙っているというのは、ほとんど詐欺行為としか言いようがない。
しかも、同会HPを見てみると、2月8日に「会員制のスタート」のお知らせが。
曰く、「報道番組の検証」などに相当の費用がかかるが、「利益団体ではないため、財政状況が極めて不安定」であるとし、一口3000円からの会費制会員を募集するのだという。
……いや、前回と今回の新聞広告費を合わせると推定1億円弱はかかっているはず。
いったいどの口で“お金に困ってます”などと言っているのか。
しかし、どうやら連中は、組織の巨大化と活動の拡大を本気で狙っているようだ。
そのひとつのあらわれが、同会の「賛同者」の急増だ。
「視聴者の会」がHP上で公開している賛同者を数えてみると、総勢61名に激増しているのがわかる。
しかし、騙されてはいけない。
そのリストに上がっている名前をひとりひとりチェックしてみると、やっぱりか、という素性の人物ばかりだった。
いったいどういう人物が、「視聴者の会」賛同者に名前を連ねているのか、ざっと検証してみよう。
日本会議の機関誌「日本の息吹」にも登場。
肩書きは「武家女性研究家」。
著書の内容は“女は家を守れ、男に尽くせ!”という保守反動女性自己啓発。
・伊藤哲夫(日本政策研究センター代表)……日本会議政策委員。
「李登輝友の会」常任理事。
“安倍晋三のブレーン”のひとり。
日本政策研究センターは教育勅語の精神や安全保障など安倍政権の広報的シンポジウムを随時開催。
「生長の家」出身者との指摘も。
保守メディアや日本会議の機関誌「日本の息吹」に寄稿。
テレビでも安倍政権を盛んに支持、援護射撃多々。
日本会議イベントで講演多数。
現在「頑張れ日本!全国行動委員会」関係者。
「日本の息吹」、日本協議会・日本青年協議会の機関誌「祖国と青年」にも登場。
韓国ヘイト論客。
「国家基本問題研究所」評議員。
「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人。
今年2月、日本会議が支援する福岡県「市日本の建国をお祝いする市民の集い」で講演。
ネトウヨを嬉々とさせることに長ける。
「日本教育再生機構」顧問。
「李登輝友の会」会長。
「明治の日」制定運動などを推進。
「安倍晋三総理大臣を求める民間有志の会」発起人など、安倍復活に尽力したシンパのひとり。
「日本文化チャンネル桜」の常連。
南京大虐殺を否定。
歴史修正主義者。
日本青年協議会顧問。
「新しい歴史教科書をつくる会」顧問。
「李登輝友の会」副会長。
「安倍晋三総理大臣を求める民間有志の会」発起人。
幅広い人脈を持ち、新たな右派論客の発掘にも余念がないとの評判。
・勝岡寛次(明星大学戦後教育史研究センター・歴史学者)……「新しい歴史教科書をつくる会」元理事。
生長の家系「新教育者連盟」理事。
「日本の息吹」常連。
・勝間和代(経済評論家、中央大学大学院客員教授)……新自由主義的な主張が多く、歴史修正主義や国家主義の傾向は薄いが、一方で、「視聴者の会」の呼びかけ人であるネトウヨ経済評論家の上念司氏とはビジネスパートナー。
また、2012年に発足した「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人でもある。
「祖国と青年」にも登場。
「安倍晋三総理大臣を求める民間有志の会」発起人として総理再登板を積極支援。
「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人。
・髙池勝彦(弁護士)……「新しい歴史教科書をつくる会」会長。
「民間憲法臨調」代表委員。
村山談話の取り消しを主張。
「祖国と青年」にも登場。
皇室本の他、スピリチュアル本も上梓している。
・俵孝太郎(政治評論家、元ニュースキャスター)……産経新聞出身で保守派キャスターとして活躍。最近音沙汰がなかったが、往年の俵の躍動を思うとまっさきに「中立でない放送」の槍玉に挙げられそうな気がするが。
・西岡力(東京基督教大学教授・現代朝鮮研究)……「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)会長。
「国家基本問題研究所」企画委員。
“安倍晋三のブレーン”のひとり。
「民間憲法臨調」副代表。
「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人。
日本会議関連イベントでの講演多数。
「日本の息吹」常連。
・西原正(平和・安全保障研究所理事長)……元防衛大学校長。
産経等で活躍する保守論客。
昨年、安保法制の内容に苦言を呈したが、それは
“自衛隊の活動を制限しすぎ”
“もっと憲法を骨抜きにしろ”
という意味だった。
「国家基本問題研究所」で講演。
「平和安全法制の早期成立を求める国民フォーラム」に協力。
安倍政権での首相の私的諮問機関「安全保障有識者懇談会」メンバー。
核武装論者。
「チャンネル桜」常連組。
「祖国と青年」にも寄稿。
「民間憲法臨調」の運営委員も務めた。
「日本の息吹」にも登場
「モラロジー」とは何か?
ここで説明するにはあまりにも紙幅が足りないので別の機会に譲る。
「つくる会」元副会長。
「安倍晋三総理大臣を求める民間有志の会」発起人。
「祖国と青年」に長年寄稿。
「日本の息吹」にも登場。
九州電力元会長、現相談役。
「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人。
「親学推進協会」の評議員。
「視聴者の会」小川榮太郎が仕切る手前味噌の番組調査組織とも関係が深い。
歴史修正主義者。
・森敬惠(ソプラノ歌手・「甦れ日本の心コンサート」主宰)……日本会議の女性部会「日本女性の会」代表委員。
「教育再生機構」代表委員。
ブラジル日本会議主宰でコンサート開催。
日本会議神奈川の定期総会などで歌声を披露。
「日本の息吹」の常連。
・山村明義(ジャーナリスト)……「正論」の常連論客。
「日本の息吹」にも登場。
なお、安倍晋三とは何度も一緒に飯を食う仲。
「日本の息吹」にも登場。
(以上、「視聴者の会」の「賛同者一覧」(1月13日現在)より抜粋。敬称略、50音順)
いかがだっただろうか。
やはり、「視聴者の会」の賛同者は安倍応援団ばかり……
いや、それどころか、日本を戦前に戻そうとするカルト右派団体・日本会議関係者がやたら目につくことがわかるだろう。
こういう偏りまくった人たちが口を揃えて
「公平な放送を!」
「ストップ!“テレビの全体主義”」
などと叫んでいるのだから、もはや何かの冗談としか思えない。
しかし、これこそがまさに、連中の作戦なのだろう。
安倍政権を熱烈に支持し、戦前回帰と人権制限、歴史修正を企む右派勢力はこれまでも、政権批判や安保法制批判の動きを「偏向」「言論弾圧」などと攻撃してきた。
そして、最近は、それをさらに一歩進め、中立を装うような別団体を次々と立ち上げ。
おそらく、この視聴者の会の動きもその延長線上にあると考えるべきだろう。
「美しい日本の憲法をつくる国民の会」
「憲法おしゃべりカフェ」
まったく卑劣としか言いようがないが、しかし、この「視聴者の会」のHPを眺めていて、ひとつ対抗策を思いついた。
実は同会の賛同者の中には、一人、ちょっと変わった人物が含まれていた。
それは、暴力団取材などで知られるジャーナリストの溝口敦氏だ。
そう。これ、視聴者の会とは、まったく逆の主張なのである。
溝口氏がいったいどんな意図で賛同者になったのかはよくわからないが、メッセージを受け取った視聴者の会側はさぞかし困惑したはずだ。
だが、「政治的中立」という建前を掲げているために、無下に断ることはできず、そのまま掲載せざるをえなかったのだろう。
そして、この会のHPに
「報道の公平は、権力をきちんと批判して初めて担保されるものです」
といいう正論をメッセージで埋め尽くしていく。
あるいはこの会のHP上では
「問題があると感じた報道の情報」
を募集しているので、
「安倍政権の主張を無批判に垂れ流している」
「中立じゃなく安倍政権に加担している」
との情報をどんどん送り付けていく。
中立を装って戦前回帰を狙うこういうダミー団体の跋扈を許さないためにも、本気でこの作戦を提案したいのだが、いかがだろうか。
(編集部)
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http://lite-ra.com/2016/02/post-2002.html
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