きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

御用組合に見切りJRに新労働組合「JR東日本輸送サービス労働組合」

 

JRに数千人規模の新労働組合 闘わない連合傘下の御用組合に見切り
https://tanakaryusaku.jp/2020/02/00022357

 

 

JR東日本輸送サービス労働組合」の結成大会。連合傘下でJR最大の「JR東労組」中央本部から脱退した2千人余りで立ち上げた。=10日午後、都内 撮影:田中龍作=
 

冬の時代に入って久しい日本の労働運動に陽が差そうとしている。


それも、中曽根康弘首相(故人)が社会党、総評、国労を潰すために解体したとまでいわれる旧国鉄(現JR)が舞台だ。

 

 

労働組合「連合」誕生(1987年)以前のように普通に闘っていたら、ここまで雇用が破壊されることはなかった。


国民が貧しくなることもなかった。

 

憲法で保障された労働者の権利を守ろうとしない組合本部に見切りをつけた組合員たちが、新労働組合をきょう10日、立ち上げた。

 

労働組合の名称はJR東日本輸送サービス労働組合」。


新労組には2千人余りの労働者が加入届けを出している。


人数は今後さらに増えそうだ。

 

この2千人余りは連合傘下の組合(東日本旅客鉄道労働組合JR東労組)本部から脱退した。


JRの最大労組からの脱退である。

 

 

会社が進めようとするジョブローテーションがまかり通れば、熟練の車掌がいなくなる。

http://www.jreu.or.jp/?cat=38

経験が浅ければ非常ブレーキのレバーを引く判断を誤る。大事故を未然に防げなくなる。=山手線 撮影:田中龍作=


労働組合結成のいきさつを簡潔に説明するとこうだ―

 

JR東労組の組合員(JR東日本の社員)が、労働組合からの脱退を会社に強要された。

 

職場の上司から厳しい言葉で脱退を迫られたのである。


脱退強要は2018年2月から始まり、今なお続く

 

経営側による労働組合からの脱退強要は不当労働行為にあたる。


憲法28条が保証する労働者の権利(団結権)を侵害しているからだ。 

 

水戸・八王子・東京の3地方本部は、組合員を守るため東京都労働委員会茨城県労働委員会に救済を申し立てた。


労働委員会は申し立てを受理した。

 

ここで奇々怪々な “事件” が起きる。


組合中央本部主催の組合大会で救済申し立ての取り下げが決議され、労働組合本部は上記3地方本部に申し立て取り下げの指令を出したのである。(指令32号・写真)

 

労働組合中央本部が、労働者の権利を自ら放棄するという

 

 

指定32号。連合傘下の組合中央本部は、地方本部が東京都と茨城県労働委員会に申し立てた不当労働行為の救済申請を取り下げるように指令した。地方本部が労働者を守ろうとしたのに、それをさせなかったのである。(2018年4月13日)


会社側からの脱退強要はなおも続いた。


業を煮やした4人の組合員が個人で会社側(JR東日本)を相手取り損害賠償請求を起こした。

 

合傘下の組合中央本部はこれさえも責め立ててきた。


「4人の名前を明らかにせよ」などとして。

 

4人は最後の手段として裁判に訴えたのだが、組合中央本部はそれさえも支持しなかった。

 

組合中央本部が、組合員から「労働者の敵」と揶揄されるゆえんだ。

 

背景としては労働者を分断し組合潰しを目論む格差ベアがあった。 

 

 

取材を通じて見えてきたことは―

 

会社側が連合の唱える労使協調を超え、労働組合を根絶やしにすることを狙っているのではないか、ということだった。


本来、労働者の権利を守るためにある組合中央本部が、会社の意向を忖度し、組合員の権利を守っていない。

 

労働者たちは自らの権利を守るために立ち上がった・・・彼らの砦が労働組合だ。


働く者の尊厳を取り戻す闘いが始まる。

 

~終わり~

 

 

連合への上納金なし JR新労組は格安の組合費
https://tanakaryusaku.jp/2020/02/00022364

 

 

「組合員のための労働組合を取り戻す」。結成大会の最後を団結ガンバローで締めくくった。=10日、都内 撮影:田中龍作=
 

バカ高い組合費を払わされて、あげくに過労死やリストラに追い込まれる。


大企業の御用労働組合によくあるケースだ。

 

大企業の象徴でもあるJRに、きのう誕生した新労組「JR東日本輸送サービス労働組合の組合費は、驚くほど安い。

 

10代=千円、20代=2千円、30代=3千円、40~50代=4千円 となっている。

 

他の大企業の労働組合と比べて組合費が何割安いのか、数字をあげるのは難しい。


比較の対象が違ったりするからだ。

 

それでも新労組の組合費は、平均すると大企業の御用組合の半分以下であることだけは確かだ。

 

組合費が安い理由は当面「専従を置かない」のと「連合に加盟しない」からだ。

 

専従が組合費で飲み食いしゴルフ三昧。


労働貴族といわれるゆえんだ。


彼らは経営側と裏でつながる。

 

リストラや労働強化など組合員にとって不幸な提案を経営側が出してきても、労働貴族たちはそれを飲むのだ。

 

高い組合費を毎月払わされる労働者はたまったものではない。

 

 

労働者は会社から理不尽な働き方を強要されても黙々と働く。家族を支えるためだ。=都内、撮影:取材班=

 
組合費の一部は連合に上納される。公明党のP献金と一緒だな。)

 

大企業の組合費が高いのは連合への上納金が含まれているからだ。

 

その連合は安倍政権が進める雇用破壊の防波堤とならない。

 

新労組「JR東日本輸送サービス労働組合は連合に加盟しないので、組合費が安いのである。

 

新労組は連合に属さない。


連合のように組合員がこぞって立憲民主党や国民民主党に投票することもない。


労働者は自分が投票したい候補者に投票できるようになるのだ。

 

こうした労組が増えれば、政治地図も変わるだろう。 

 

~終わり~

 


山本太郎(れいわ新選組代表)街頭記者会見 大阪駅 2019年12月5日
https://www.youtube.com/watch?v=7vREihXBVSY
私、もう一回国営化したいんですJR。
2:42:30頃~