きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

「リスクもどき」に踊る日本・踊らされない台湾

 

[遠藤誉氏] 台湾の人々は台湾有事の茶番を見抜き、中国と良好な関係こそが台湾に有利だと冷静に認識している / 日本人はアメリカに利用されていることに気づけるか
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=335960

読者の方から、遠藤誉教授による台湾情勢の記事が2つ届きました。


1つは、1/9に公表されたCSISによる台湾有事のシミュレーションに対する台湾人の反応を伝えるもの、

 

 

もう1つは、台湾の世論調査の結果を伝えるもので、いずれも日本人の頭を冷やす内容でした。
 

シミュレーションの24のシナリオでは「日本は多くのケースで戦争に巻き込まれ、甚大な被害をこうむると予測」され、「台湾や同盟国である日本の軍備増強が抑止力になる」などの結論が出ていました。

 

 

これに対して台湾メディアは「結論ありきのシミュレーションで、その結論に誘導するようにしている」など、13項目にわたって検証しています。

 

24回のシナリオのうち19回は「米台日」側が負けているのに、なぜか「米台日」側が勝ったことになっている。

 

そもそも日米ともに参戦するには議会の承認が必要なので即時参戦は不可能。

 

中国が軍事攻撃をする場合、可能性が最も高いのは、中国人民解放軍による台湾封鎖なのに、これを想定していない。

 

なぜロシアや北朝鮮の介入を全く考えないのか?など、シミュレーションの杜撰さを冷静に見ています。

 

遠藤誉氏は、CSISのシミュレーション米軍兵器を日本に購入させることが狙いだと指摘し「戦争に引き込まれることを前提としたアメリカの誘導には警戒すべきではないだろうか? 失うのは日本国民の命であることに注目したい。」と警告されています。
 

2つ目の記事では、「台湾民意調査」(世論調査がまとめられています。

 

対中問題について「一つの中国」を堅持する考えの人は46.7%、中台の衝突対立は台湾にとって不利になると答えた人は58.4%でした。

 

「中国に対抗してこそ台湾を防衛できる(抗中保台)」という考えを支持する人は35.7%、支持しない人が50.8%、「中国と良好な関係を保っていてこそ台湾を防衛できる(和中保台)」という考えを支持する人が48.2%、支持しない人は37.9%とあります。

 

さらにアメリカとの関係では、

アメリカは台湾を利用して中国をけん制している」と考える人が57.4%、

アメリカを信頼し、親米になってこそ台湾を防衛できる」という考えに賛成の人は29.0%に対し、反対の人は62.1%、

アメリカを完全に信用せず、アメリカと距離を取ってこそ台湾は米中対立による衝突に巻き込まれないようにすることができる」と考える人は53.0%でした。

 

 

多くの台湾の人々が「米中の覇権争いのために、アメリカが台湾を駒として利用している」また「中国大陸と対立し続けるのは台湾に不利」と現状を認識していることがわかります。

 

日本人に、このような冷静な認識があるでしょうか。
 

遠藤氏は、「戦争を起こして得をするのは誰か? 唯一、アメリカだ。アメリカの軍事産業が潤い、さらに中国に制裁をかけることができるので、中国の経済発展を阻止させ、アメリカがいつまでも世界一でいられる。この事実を見極め、『命を失うのは日本人なのだ』ということを直視してほしい。第二のウクライナはごめんだ。」と直言されています。

 

 

シンクタンク「中国が台湾武力攻撃したら中国が負ける」に潜む罠
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20230118-00333340

(前略)
 

シミュレーションはさらに「(中略)、台湾は必要なものをすべて予め保持して戦争を始めなければならない」としており、加えて「米国は、日本国内の基地を戦闘行為に使用できるようにしなければならない。勝敗は日本が要(かなめ)となる。在日米軍基地の使用なしには、米国の戦闘機・攻撃機は効果的に戦争に参加することはできない」としている。
 

要は「台湾は米国から武器を沢山購入なさいね」と言っているのであり、日本にも「米国の戦闘機・攻撃機を大量に購入すべし」と言っていることが分かる。
 

(中略)
 

◆台湾の反応
 

(中略)
 

1.シミュレーションは24回行っており、そのうち19回は「米日台」側が負けているのに、なぜか平均して「米日台」側が勝ったことになっている。

2.私の2人の友達がウォーゲームに参加したが、彼らがこれは「結論ありきのシミュレーションで、その結論に誘導するようにしている」と言った。それが嫌になってチームから抜けた。

3. そもそもシミュレーションの前提条件が間違っている。第一の前提条件は日米の軍隊が戦争勃発後すぐ介入するように設定しているが、日米ともに参戦するには国会・米議会の承認が必要で、即時参戦は不可能だ。

4. さらに、日米介入の理由を作る目的で、中国が台湾攻撃のために先ず沖縄やグアムの米軍基地へ先制攻撃をするように設定しているが、中国は日米参戦の口実を与えないことを大前提に動くので、この前提条件も現実的でない。

5.そもそも中国が軍事攻撃をする場合、実際に発生する可能性が最も高いのは、中国人民解放軍による台湾封鎖だ。それなのにシミュレーションは、この実現可能性が最も高い「台湾封鎖」を想定していないので、非現実的だ。

 

(以下略)

 


台湾民意調査「アメリカの対中対抗のために利用されたくない」
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20230120-00333655

遠藤誉 / 中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授
 

1月12日に発表された台湾の民意調査では「大陸への駒としてアメリカに利用されたくない」や「大陸と対立するのは台湾に不利」といった回答が多かった。日米が盛んに台湾有事を叫ぶ現状と乖離している。
 

(中略)
 

以上から、台湾人の多くは以下のように思っていることがわかる。

●多くの台湾人は、米中の覇権争いのために、アメリカが台湾を駒として利用していると認識している。

アメリカが中国大陸を牽制するために、台湾人が戦争に巻き込まれることを台湾人は嫌がっている。だからアメリカに近づかない方がいいと思っている人が多い。

●中国大陸と対立し続けるのは台湾に不利なので、「抗中保台」より「和中保台」を望む人が多い。

◆日米が言うところの「台湾有事」のための備えは誰のためのものか?

 

(中略)
 

日本が独立国家として軍事力を強化するのは悪いことではない。
 

しかし、その口実に「台湾有事」を持ってきて、わざわざ戦争に巻き込まれるようなことをするのは賢明ではない。その意味では台湾人の方がずっと賢明で、事態を良く分かっている。
 

日本も同様の民意調査をすると、日本の認識の甘さが浮き彫りになってくるかもしれない。
 

戦争を起こして得をするのは誰か?
 

唯一、アメリカだ。
 

アメリカの軍事産業が潤い、さらに中国に制裁をかけることができるので、中国の経済発展を阻止させ、アメリカがいつまでも世界一でいられる。
 

この事実を見極め、「命を失うのは日本人なのだ」ということを直視してほしい。第二のウクライナはごめんだ。
 

(以下略)

 

 

自分たちが米国(グローバル戦争屋)に利用され、ひたすら搾取され尽くされた後にポイ捨てされることを理解している台湾の人々!この国の未来は、どれだけ多くの国民が奴隷洗脳から目覚め、戦争を回避させることが出来るかにかかっている!

上記の台湾で行なわれた世論調査が話題になっています。


この調査結果がどこまで台湾市民の意識を反映させているものなのかは分かりませんが、多くの台湾の人々がこのように考えているのであれば、台湾有事を回避する上での一筋の光を感じさせるものですね。

過去の事例から学んでいけば、自ずとこうした答えが出るはずだし、台湾の人々はマスコミ洗脳にもそこまで嵌っておらず、自立的な思考力や判断力を持っているということだろうか。
 

いずれにしても、これまで散々グローバリストが創り出すあらゆるペテンの手口に引っ掛かり続けてきたことで、市民にとっては百害あって一利なしの戦争を引き起こされてきたというのに、この今になってもなお使い古された手口に引っ掛かって、(グローバル支配層によるグローバル支配層のための)軍拡や憲法改悪に賛同する日本国民が多いというのだから、これはもう驚くべきレベルの学習能力の無さだ。


 


いつまでたっても戦争の連鎖を断ち切ることが出来ない最大のガンは、米国や英国を始めとした「エセ民主主義大国」であり、さらにいえば、「本当の諸悪の根源」は、そんな米英欧や日本などを陰でコントロールしてきた「国境を持たない巨大民間資本勢力」です。

もっとダイレクトに言えば、ハルマゲドン(第三次世界大戦)を引き起こすことで「自分たちにとっての理想郷」が訪れると信じ込んでいる選民思想や優生思想にまみれたグローバルカルト(フリーメイソンイルミナティなどの悪魔崇拝者)の特権階級連中ということだ。
 

自民党そのものが、(敗戦後に創立された)これらグローバルカルトの傀儡政党であることは1000%明らかであり、だからこそ、この日本はここまで荒廃し今や滅びる寸前にまで衰退・劣化してしまったわけだ。

岸田総理の動きをみても、明らかに「国民殺し」政策を繰り返しているようにしかみえませんが、これも「ご主人様」からの言いつけを忠実に守っているからこそ、ここまで国民をひたすら痛めつける悪政を繰り返しているわけです。

 

 

いまだに多くの日本国民が、ボクが言っていることを「そんなまさか」「頭のおかしな陰謀論だ」と感じるかもしれないけど、すでに世界の多くの市民が米国の実態や正体を勘づいてきており、なおかつ自分たちを貧しく不幸にしている「元凶」を認識しつつある状況だ。

私たち一般庶民を不幸にしている「大元のガン細胞」を除去しない限り、私たちにとって本当に幸せで豊かな社会が訪れることは永久にありませんし、「おかしな陰謀論」だと思っていたことが全て本当だったと気が付いた時には、すでに取り返しがつかないほどの極めて悲劇的な事態に突入してしまっていることでしょう。