きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

洗脳してロシアとの戦争に嗾けた者たちと玉砕の捨て駒

[3526]ウクライナ戦争の、目下の大(だい)激戦地であるバフムートの戦いの概要を書きます。
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
 

ウクライナ戦争での、東部ドネツク州の 要衝(ようしょう)で、要塞都市化して、ウクライナ軍の防御が堅かった、バフムートBakhmut の陥落が間近に迫っている。

下に載せる ブルーンバーグの 記事 「バフムトは近く陥落の可能性も - ストルテンベルグNATO事務総長」( 昨日、3月9日) の 通りである。

 

ただ、ウクライナ軍の降参、降伏、投降がまだない。

 

ウクライナ軍の西方への退却・撤退も見られない。

 

だからバフムートは、3月10日現在でも、まだ陥落していない。


 



欧州のNATO軍を率いる ストルテンベルグは、他の将軍たちと同じく、対(たい)ロシアでの戦争の遂行の強硬派だ。

 

彼は、統一教会(Moonie ムーニー)と同格の、ヨーロッパの反共右翼の結集軸である、WACL(ワックル。ワールド・アンタイ・コミュニスト・リーグ。世界反(はん)共産主義同盟 )の大幹部である。 

 

これは、デープステイト deep state = Cabal カバール が世界の表面に出ている一角である。

それでも、ストルテンベルグは、最初からの計画通り、NATO軍とロシア軍が、直接、ぶつかる(開戦する)ことは絶対に避ける。

 

だから、ウクライナ人とウクライナ軍は、初めから、捨て駒だから、どれだけ、死んでも構わない、と考えている。

 

自分たちが洗脳して、ロシアとの戦争に嗾(けしか)けた者たちだから。 



だが、ウクライナ軍が、このドネツク州の要衝(ようしょう)で、大敗北を喫して戦力を消耗するのは避けたい。

 

だから、早く、撤退して、ウクライナ軍を、ドネツク川の西側に撤退させて、戦力を温存したい、と考える。

 

 

 

 

 

だから、ゼレンスキーに、「バフムートが陥落する前に、主力を後退させて、撤退せよ」と命じているのだが、どうもウクライナ軍がその言うことを聞かないようだ。

 

 

バフムートから西方向への、撤退の為のウクライナ軍の、補給路であり、かつ撤退路は、あと一本しか残っていない。 

 

南北の幅が5キロぐらいしかない。

 

そこも既にロシア軍の砲撃も射程の範囲に入っている。

 

ロシア軍によるバフムート包囲(シージ siege ) は、バフムート市内の東部(ワグネルが制圧した)だけでなく、西部も大きく封鎖されたらしい。

バフムート市内の東部分 にあったはずの、巨大な要塞は、もう落ちたはずなのに、その地下にウクライナ軍の残存兵力が、岩塩の堅い岩盤の中に掘られた複雑な堅固なトンネルの中に、残っているのか、分からない。

 

このままでは最低5千人の精鋭のウクライナ軍が、捕虜になるはずなのだ。

だが、ウクライナ軍の総司令部が撤退命令を出しても、現場の司令官たちが、撤退しようとしない。

 

死ぬ気で戦う(死守する)という覚悟のようだ。

 

 

もうゼレンスキーと、彼を、大統領官邸の地下壕で、毎日、操(あやつ)っている英の国家情報部のMI6(エム・アイ・シックス)の責任者(ジェームズ・ボンドのような男)の言うことも聞かない、ということだろう。 
 
英米の指導者たちは、「さっさとバフムートからウクライナ軍を撤退(リトリートretreat )させろ」と、2月の終わりから命令していた。

いつ バフムートが陥落するか。

 

 

バフムートの東(ここにウクライナ軍が 8年かけて作った強固な要塞が有る)は、3月6日の時点で、ワグネルに制圧、占領された。

 

だが、その下の 塩鉱山にかなり深くまで、トンネルが掘ってあって、そこにまだウクライナ軍がいるようだ。

 

地下トンネルが、西部にまで繋(つな)がっていて脱出出来るのかも。

バフムートの真ん中を流れるバフムートカ川の西には、まだ、ロシア軍が出ていない。 

 

ただし、ここももう、さらにその外側から、大きく市の西側も道路がロシア軍の砲撃の射程内にあって、ほぼ遮断されている。

 

だからもう、ここまで来ると、退却、撤退 はできない。 

西側指導層の判断でのゼレンスキーの撤退命令にも、ウクライナ軍の総司令部の命令にも、バフムートの司令官たちが応じなかったようだ。 

 

だから撤退命令を出しても、最前線の現場のウクライナ兵たちが、動こうとしなかったようだ。 

 

玉砕(ぎょくさい)する気なのか。

すでに、ロシア軍の大攻勢が始まった1月末から2か月で、最低でも、どちらの軍隊も、1万人ずつの戦死者が出ている。

 

負傷兵はその3倍だ。

 

この他の死体の確認が取れない戦場での行方不明者たちは、ほとんど戦死者だ。

あと1万人にぐらい残っているバフムートのウクライナ軍が、徹底抗戦する、と言っても、補給路も負傷兵の後方への搬送路も断たれたら、あとどれだけもつか、の問題だ。

 

援軍が、北方から、ロシア軍を砲撃しながら、向かっている、というが、それはバフムートには到達していない。

次に載せるのは、今や、ロシア国 全体の、戦争の英雄になりつつある、このワグネルの創立者の、プリゴジンの発言だ。

 

彼のPMCの傭兵の部隊は、多大の死者を出している。

 

彼は、最前線のバフムートの北の村に自ら来ていて(400メートル先にウクラナイナ軍がいて、砲撃の音がずっと聞こえる)、そこから兵士たちを鼓舞しながら発信している。

 

偉いものだ。

 

 


この他に、目下、ウクライナ戦争の天王山(てんのうざん)になっている、バフムート戦の記事を載せる。 

 

私、副島隆彦の、この戦争の、停戦(シース・ファイア cease fire )の 予測については、次の機会に書きます。

 

おそらく、中国が仲裁する形で、8月ごろに停戦するだろう。

 

 

 

 


〇 ロシア国防相マリウポリ視察…露主導の再開発を内外に誇示か
2023年3/7(火)   ロイター

ウクライナ南東部マリウポリを視察するロシアのショイグ国防相(中央)=露国防省提供、ロイター


 

ロシア国防省は3月6日、セルゲイ・ショイグ国防相ウクライナ東部ドネツク州視察の一環で、ロシアが昨年5月に完全制圧を宣言した港湾都市マリウポリを視察したと発表した。

ウクライナ東部で露軍が攻勢拡大しているのをアピールする狙いがあるとみられる。

発表によると、ショイグ氏はマリウポリでロシアが新設した医療施設や12階建ての集合住宅などを訪れた。

露主導で進めているマリウポリの再開発を国内外に誇示する意図があるようだ。

国防省は昨年12月にも、ショイグ氏がウクライナ侵略の前線地帯を視察したと発表していた。

一方、ドネツク州の要衝バフムトで戦闘に参加する露民間軍事会社「ワグネル」は3月5日、新たな志願兵募集の案内をSNS上に投稿した。

バフムトで消耗戦となり、多数の戦死者が出たためとみられる。

モスクワやサンクトペテルブルクなど30都市に募集センターを設け、22~50歳の志願兵を募っていると呼びかけた。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦 拝