きなこのブログ

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エコノミック・ヒットマン 3 ~問われる国民の必死の覚悟~

世界の途上国を経済植民地にしてきたグローバル企業が今や日本を食い物にしている /「エコノミック・ヒットマン」ジョン・パーキンズ氏のアドバイス「最終的には我々国民が立ち上がらなければならない」
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=361071

昔、シャンティ・フーラの時事ブログや映像配信で、グローバル企業がIMF世界銀行と組んで、途上国を次々と経済植民地にしていく過程を学んだ時には、まさか自国・日本がその餌食になる日が来ようとは思いませんでした。

 

今、日本は最も食い物にされ、富を奪われ、子供たちが満足に食べられない国になってしまいました。
 

「エコノミック・ヒットマンで知られたNSAのジョン・パーキンズ氏の動画が目に留まり、思わず取り上げました。

 

 

 

「資源を持つ第三世界の国に狙いを定め、世界銀行などから巨額の融資を受けさせる。

金を受け取るのはその国ではなく、インフラを建設する米企業だ。」

 

この動画ではエクアドルのハイメ・ロルドス大統領と

https://ja.wiki5.ru/wiki/Jaime_Rold%C3%B3s_Aguilera

 

パナマのトリホス将軍が語られています。

 

 

「金、権力、女」で堕落させようとし、それに失敗すると暗殺の的になります。

 

ロルドス大統領は暗殺されるまでのわずか1年9ヶ月で公約の

「労働日を週40時間に短縮」

最低賃金の額を2倍」

「通信ルートと橋梁の建設を実施」

「学校の朝食プログラムを実施」

水力発電所の開発を促進」

「住宅の提供が完了」

を達成したそうです。

 

ジョン・パーキンズ氏はトリホス将軍に

「我々のやり方に従えば君も家族も大金持ちになれる」

「でも公約を実行するならチリのアジェンデやコンゴのルムンバ大統領の二の舞だ。」

 

 

 

ロルドス大統領もトリホス将軍も寝返らず、賄賂も効きませんでした。

 

「カリスマ性があり勇敢で、国民の利益拡大を願うナショナリストだった。」

 

ロルドス大統領が墜落死した時、トリホス将軍は家族を集めて「次は私だ。」と言い、「だが心残りはない。パナマ運河を取り返したのだから」と言い残したそうです。
 

豊かだった日本の企業、郵政が外資に奪われ、今、NTTが狙われています。

 

 

2015年7月7日時事ブログで竹下氏は

「重要なことは、返済を拒否し、犯罪に加担した銀行家を牢屋にぶち込み、経済を緊縮財政からかつての日本型の統制経済へと移行させ、最終的に中央銀行を国有化することなのです。

経済の復活は理論的には容易なのですが、既得権益にしがみつく権力者を合法的に排除しながら行わなければならないので、本当に大変なのです。

記事の中で、とても貴重なアドバイスがありました。

“大統領たちは、実に弱い立場にあり…ある程度までしか抵抗できないのですから、最終的には、我々国民が立ち上がらなければならない”とのことです。

人任せにしていたのでは、民主主義は成り立たないわけです。」

 


体を張って戦ってくれる少数の政治家だけに任せていては変わらない。

 

私たち国民が今の政治を終わらせる必死の覚悟が問われています。

 

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