私たちの生活は、もはや「政治に興味がない」ではすまされない時代になりました。
「政治はよく分からないから興味がない」
「政治ニュースは難しくて意味不明だ」
という人がけっこういます。
政治が自分達の生活に直結していないような気がするからでしょう。
でも実際は、消費税など何か物を買うたびに5%の消費税を取られ、政治は生活に大きく影響しています。
1989年以前は消費税などは1円も取られませんでした。
野党は反対しましたが、89年に始めて消費税が導入された当初は3%、その8年後には5%になりました。
これは国の財政が破綻寸前で、お金を補充するために広く浅く税金をもっと徴収しようと考え出された制度です。
*実際は直間比率の是正(大企業、金持ち減税の穴埋め)
日本の財政赤字は、今も増え続ける一方で、消費税を10%~15%に値上げしようという人が政府や国会に大勢います。
消費税の導入は、政治家が国会で決めました。
少数の野党と世論は反対しましたが、これを半ば無視して、強引に国会の多数決で決めました。
一度決まれば、国民は買い物をするたびに、当たり前のように消費税を取られるのです。
その当時、国民がもっと積極的に政治に参加し、国民の目線に立った政治家がたくさんいれば、消費税は導入されなかったかもしれません。
年金制度、郵政民営、自衛隊の海外派遣、憲法改正、どの問題をとっても直接、間接に国民生活につながっています。
日本の方向、舵取りを決めていくのが政治家です。
「政治はよく分からないから興味がない」といつまでも無関心でいると政治家が自分達の都合の良いよう、好き放題に法律を決めてしまいます。
消費税アップ、その他の税金も増え続けていくかもしれません。
そうなると国民生活はたまったものではありません。