きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

狂牛病「ダウナー・カウ」・「ヘタリ牛」

「HSUS(THE HUMANE SOCIETY OF THE UNITED STATES)」、つまり、「合衆国愛護協会」は、独自の調査をして、カリフォルニア州にある牛肉処理施設で、食用にすることを法律で禁じてる「ヘタリ牛」が、給食用の食材として使われてたことを発表した。

「ヘタリ牛」ってのは、狂牛病などで歩くことができなくなった牛のことで、アメリカでは「ダウナー・カウ」って呼ばれている。

以前は、アメリカでは健康な牛の肉と一緒に流通していて、もちろん、日本にもジャンジャン輸入されていた。

 

そして、アメリカの牛肉があまりにも危険だってことが分かり、日本は輸入をストップした訳だが、売国奴の小泉や麻生の大活躍で、アメリカ側は何ひとつ対策をしていないのに、そのまま輸入再開に至ったって訳だ。

この「HSUSのホームページ」を見ると、取材した牛肉処理施設の残酷な映像を紹介してる。

https://community.hsus.org/campaign/CA_2008_investigation?qp_source=gaba89

見れば分かるが、病気で立ち上がることのできなくなった牛をムリヤリにフォークリフトで運んだり、足にロープをかけて引きずったり、ちょっと分かりずらいが、先端に高圧電流の流れる棒を体に押し付けて移動させているのだ。

そして、その記事では、こうした「ヘタリ牛」を子供たちの給食に使ってることを批判するとともに、その残酷な扱いも「動物愛護の精神に反する無慈悲な行為だ」って批判している。

いつものことだが、日本のマスコミは、中国のギョーザのことは大々的に報じているが、アメリカの狂牛肉のことはほとんど報じない。

 

そして、日本の政府はと言えば、中国にはすぐに文句を言ったクセに、アメリカには質問すらしていないのだ。

アメリカの圧力に負けて、全頭検査をやめ、全箱検査もやめ、危険極まりない狂牛肉をほとんど「検査なし」で輸入し続けてる日本。

 

中国のギョーザなんかにギャーギャー騒いでるヒマがあるのなら、ほとんど何の検査もせず、「ヘタリ牛」の肉が混じってる可能性も高いのに、それでも輸入し続けてるアメリカの狂牛肉に対してこそ、全国民がギャーギャー騒ぐべきだと思う。

しかし、この国の多くの人たちは、政府の広報機関であるマスコミの偏向報道に踊らされている人たちだから、アメリカの「ヘタリ牛」の問題に目を向けさせないために、必要以上に中国のギョーザの問題を報道しまくっていることに気づかない。

中国の食べ物が農薬まみれで危険だなんて、遥か昔から言われ続けて来たことで、今さら騒ぐようなことじゃないし、10年後に狂い死ぬアメリカの狂牛肉のほうが、よほど恐ろしいと思う。