ニューヨークは元々はニュー・アムステルダムだった。
オランダのアムステルダムから来たユダヤ人たちが作った町である。
イングリッシュ(イギリス人)が樽詰めの塩づけハムの臭いなのに対して、ヤンキー(ヤンク Yank オランダ人の意味。本当はユダヤ人)は、ゴーダ・チーズの臭いである。
この“ジュー・ヨーカー”(ヤンキー)たちが始めた自由な取引という思想から、“自由の国アメリカ”は生まれたのである。
いわゆる“自由な思想”というのは、単純に日本人の私たちが考えるほど、美しくもなく善良でもない。
自由とは決して無条件にすばらしいものなのではない。
自由(な)思想というのは、惨酷なものなのである。
レッセ・フェール(レット・アス・フリー Let us free)というのは、
「王様、王様。どうか私たちの自由な取引を見逃してください。
何でも私たちの勝手にやらせてください。
すべての取引に対しては、王様の取り分である税金をきちんと払いますから、
その代わりに私たちが何を売り買いしようが、
どんな商売をしようが、
一切規制をしないで放ったらかしにしてください。
私たちの自由にやらせてください。
それが自由思想の守護者たる啓蒙君主というものです。
私たちの自由をどうか止めないでください。
すべて見逃してください。
私たちが人間(奴隷)を売買しようが、
人間の体を売ろうが、
女たちを売ろうが、
兵隊たちを売ろうが、
麻薬を売ろうが、
放っておいてください。
見て見ぬふりをしてください。
王様、王様。
どうかお願いですから、すべて私たちに自由に取引をさせてください」
という意味である。
これがレッセ・フェール(自由放任思想)、すなわち、小泉・竹中が推進した「規制緩和の思想」である。
正社員(正規雇用)をどんどん派遣社員の低賃金の、半ば奴隷労働者に変えていった思想の根本である。
こんなことも分からなければ、「自由な思想」とは一体何なのかの根本を、私たちが分かったことにはならないのだ。
勝手に素晴しいものと思っているだけではいけない。
カール・マルクスが言った「すべてを疑え」である。
ユダヤ商人たちはこの「ユダヤ人の貧欲の精神」で、生まれた時からずっと生きている。
だから金融規制法(この7月から施行)ならぬ金融統制法を作ったのだ。
“ヒラリー・ファシズム”で、世界を金融統制体制にたたき込むために。
2008年初頭エチオピア中央銀行から南アフリカに輸出された金塊がニセモノであることが判明した。
この金塊は2003年にイギリスから購入したものであった。
2009年10月中国はアメリカより金塊を購入した。
念のため3本を取り出し穴をあけて調べたところ、タングステンに金メッキしたものであることが判明した。
中国が調査を開始、15年前にアメリカの精錬施設を用い64万本のニセモノを作成しアメリカ財務省金管理庫へ運ばれたことが判明した。
この金塊は不法に売却され世界中に広まっているのだという。
2004年4月14日世界屈指の投資銀行ロスチャイルド・アンド・サンズ社は金を含む商品(コモディティー)取引から撤退すると表明した。
1919年より金値決めの中心的役割を果たしてきた胴元が役割を放棄したのはアメリカ、イギリスのニセ金塊が世界に出回っていることを知り責任から逃れるために降りたといわれている。
2004年にロスチャイルドが降りてから金価格は上昇を続けている。
アメリカは国家破産(デフォルト)を逃れるためニセ金塊を作り続けており、今、世界に出回っている金塊はタングステンに金メッキしたものであり、重さも見た目もまったくわからないという。
日本でニセ金塊が見つかれば政府は即座に「金管理法」(昭和28年7月15日)に基づき実態を公表するに違いない。
そうなれば金の取引は停止され資産として持っている金は凍結されてしまう。
資産と思っていたものがガラクタだということになる。