米国や英国で医薬品などの規制を担当している機関が揺れている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202109020000/
アメリカの行政機関の中で医薬品、食品、化粧品、医療機器などの承認や規制を担当しているFDA(食品医薬品局)。
「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチン」の規制もその守備範囲にある。
そのFDAの幹部ふたりが辞職するという。
https://www.msn.com/en-us/money/companies/two-fda-vaccine-officials-to-step-down-after-covid-clearances/ar-AANWy6U
ひとりは「ワクチン研究評価室」のマリオン・グルーバー室長。
10月31日に辞める。
もうひとりは生物学的製剤評価研究センターのフィリップ・クラウス副センター長で、9月中に辞めるという。
このところFDAで不可解な動きが見られる。
例えば8月23日にFDAがBioNTech/ファイザーの製品を正規の手続きを経ずに承認したという情報が流れたのだが、FDAがファイザーに出した文書を読むと、実際はEUA(緊急使用許可)の延長を認めただけ。
ジャーナリストのF・ウィリアム・イングダールによると、FDAはふたつの文書を出している。
http://www.williamengdahl.com/englishNEO30August2021.php
ひとつはファイザー向けで、EUAの延長を認めているだけ。
もうひとつはBioNTech向けで、これでは承認しているのだが、BioNTechの製品が使われるようになって初めて有効になる。
つまり、現在使われている「COVID-19ワクチン」が承認されたわけではない。
CDC(疾病予防管理センター)はFDAの承認を支持しているようだが、何を支持しているのかが不明だ。
COVID-19騒動が始まったのは2019年12月の終わり。
中国の湖北省武漢でSARS(重症急性呼吸器症候群)と似た重症の肺炎患者9名ほどが病院に運び込まれたのだ。
年が明けて2020年1月22日に中国の国務院は記者会見を開き、そこで中国疾病予防抑制センター主任の高福は感染源を海鮮市場で販売された野生動物だという見方を示す。
その見方をWHO(世界保健機関)は受け入れ、3月11日にパンデミックを宣言した。
武漢で肺炎患者が見つかる直前、2019年10月18日にニューヨークでコロナウイルスが全世界で流行するというシミュレーション「イベント201」が行われた。
ジョンズ・ホプキンス健康安全保障センター、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、そしてWEF(世界経済フォーラム)が主催している。
シミュレーションに高福も「プレーヤー」として参加していた。
2019年の夏にはアメリカにおける生物化学兵器開発の中心、フォート・デトリックで研究施設が数カ月にわたって閉鎖されたという。
https://www.nytimes.com/2019/08/05/health/germs-fort-detrick-biohazard.html
廃液に絡む安全上の問題が発覚したことが原因のようだが、詳細は不明だ。
その少し前、2019年4月にスコット・ゴットリーブがFDAの長官を辞め、親イスラエルのシンクタンクAEI(アメリカ企業研究所)へ戻り、6月にはファイザーの重役になった。
同じようにファイザーの重役になるスーザン・デスモンド-ヘルマンは2020年までビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団を率いていた人物だ。
言うまでもなく、COVID-19の問題で医療利権の立場から前面に出てきたのはこの財団である。
COVID-19騒動は社会を収容所化し、経済活動を麻痺させ、人類を個別管理するシステムの核になるであろう「デジタル・パスポート」を導入する口実に使われている。
COVID-19に対する恐怖心を煽る上で重要な役割を果たしたのがイギリスのMRC GIDA(医学研究委員会グローバル感染症分析センター)とアメリカのシアトルにあるワシントン大学のIHME(健康指標評価研究所)。
http://www.williamengdahl.com/englishNEO28Apr2020.php
MRC GIDAは2008年にニール・ファーガソンらによって設立された団体で、WHOと緊密な関係にある。
スポンサーはビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団だ。
IHMEは2007年にビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団の1億0500万ドルで設立された。
創設メンバーの中にはWHOで現在、事務局長を務めているテドロス・アダノムも含まれている。
2017年には財団からさらに2億7900万ドルが寄付された。
ビル・ゲーツのマイクロソフトからも1億ドル程度が渡っているともいう。
https://www.washington.edu/news/2017/01/25/bill-melinda-gates-foundation-boosts-vital-work-of-the-uws-institute-for-health-metrics-and-evaluation/
アメリカ政府の感染症に関する政策決定で中心的な役割を果たしているNIAID(国立アレルギー感染症研究所)もビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団と関係が深く、財団から研究所へ2019年10月に1億ドルが提供されている。
NIAIDの所長がアンソニー・ファウチだ。
イギリスで医薬品や医療機器の規制をしているのはMHRA(医薬品医療製品規制庁)。
スタッフは約1200名だというが、この時期に20%以上を削減すると伝えられている。
https://www.bmj.com/content/374/bmj.n1918
きちんとチェックされては困る人たちがいるのかもしれない。
MHRAにもビル・ゲーツの財団から資金が渡っている。
日本でも心筋の炎症に注意しなければならない時期に入っている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202109030000/
イスラエルは「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチン」の接種に熱心な国だと言える。
昨年12月の下旬から今年3月の中旬にかけて一気に接種、100名当たりの接種件数は3月上旬には100件を超えている。
接種のピークは1月の下旬だった。
そして4月、十代の若者を含む人びとの間で心筋炎や心膜炎が増えていることが問題になりはじめる。
こうした情報に対し、アメリカにおける伝染病対策の拠点、CDC(疾病予防管理センター)は「COVID-19ワクチン」と心臓の炎症に関連性はないと主張するが、5月に「ワクチン」のデータを見直すと言わざるをえなくなり、緊急会議を開催することになる。
CDCが「ワクチン」接種者の「感染」状況を追跡調査しなくなったのは5月1日からだと伝えられている。
CDCのACIP(予防接種実施に関する諮問委員会)は6月23日、「mRNAワクチン」と「穏やかな」心筋炎との間に関連がありそうだと語った。
6月25日にFDA(食品医薬品局)はmRNA(メッセンジャーRNA)技術を使ったファイザー製とモデルナ製の「COVID-19ワクチン」が若者や子どもに心筋炎や心膜炎を引き起こすリスクを高める可能性があると発表した。
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-june-25-2021
CDCやFDAも「COVID-19ワクチン」が心筋に炎症を引き起こすことを認めざるをえなくなったわけだが、その直前、西側の有力メディアは「COVID-19による死者」の大半は「ワクチン」を接種していない人だと宣伝している。
しかし、CDC(疾病予防管理センター)のMMWR(罹病率死亡率週報)に発表された報告の中で、「COVID-19ワクチン」を最初に接種してから14日未満の人は非接種者と見なされている。
その間に死亡した人は「ワクチン」を接種していなかったことにされるということだろう。
また、本ブログでも繰り返し書いてきたが、「COVID-19による死者」は死者のうちPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査の陽性者を意味していた。
そうした死者の大半が高齢者で、心臓病、高血圧、脳卒中、糖尿病、悪性腫瘍(癌)、肺疾患、肝臓や腎臓の病気を複数抱えていることは世界共通だった。
CDCは昨年4月、死亡した患者の症状がCOVID-19によるものだと考えて矛盾しないなら、死因をCOVID-19として良いとしていた。
そのCDCでさえ、COVID-19以外に死因はないと言えるケースは全体の6%にすぎないとしている。
「COVID-19ワクチン」と心筋炎の関係が注目されたのは、若者にそうした症状が出ているからだ。
日本で「ワクチン」の接種が増え始めたのは5月頃からで、6月からは急激に接種者が増えた。
イスラエルから半年近く遅れていると言えるだろう。
心筋炎の問題が半年遅れで増えるとするなら、10月ということになるが、その前、9月からそうした事例が増える可能性がある。
つまり日本でもすでに、そうしたことが起こり始めているかもしれない。
「COVID-19ワクチン」を接種してもCOVID-19に「感染」する、つまりPCRで陽性になることも明らかになってきた。
イスラエルでの調査によると、人間の免疫システムはBioNTech/ファイザー製の「ワクチン」より桁違いに「デルタ株」の予防や回復に効果があるというのだ。
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.08.24.21262415v1.full
「ワクチン」の接種者と非接種者でPCRのCt値を変えているという話も聞く。
「ワクチン」接種者は偽陽性率が半分程度の28だが、非接種者は従来通り偽陽性率が97%以上の40だとも言われているのだ。
PCRは特定の遺伝子型を試験管の中で増幅する技術であり、その増幅の回数を「Ct値」と呼ぶ。
その値を増やせば、つまり増幅回数を増やせば、医学的に意味のないほど微量の遺伝子が存在しても陽性になる上、偽陽性も増える。
偽陽性を排除するためにはCt値を17に留めなければならないとする報告もあるが、
https://link.springer.com/content/pdf/10.1007/s10096-020-03913-9.pdf
そうなると感染が拡大していると宣言はできない。
Ct値が35を超すと大多数が偽陽性になり、何を調べているのかわからなくなる。
WHO(世界保健機関)でさえ、昨年12月14日にPCRのCt値を高くしすぎないようにと通告、今年1月20日にはPCR検査を診断の補助手段だと表現している。
https://www.who.int/news/item/14-12-2020-who-information-notice-for-ivd-users
ちなみに、2020年3月19日に国立感染症研究所が出した「病原体検出マニュアル」を見るとその値は40だ。