きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

ディープステイトがイラク侵略戦争の次に始めたウクライナでの「戦争経済」

[3369]ウクライナ戦争。8本目。
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/

昨日の7本目、に続けて、ウクライナ戦争 の8本目を書く。

 

思いつくままに、ポイントフォーム(要点列挙)で書く。 

 

これらは、備忘(びぼう、メモランダム)として、表題だけ書くことにする。

 

一点、一点が、大きなテーマだから、とても細かい説明は、それぞれ出来ない。



1.資源か、ドルか。 

 

天然資源のエネルギーを持っているロシアが勝つか、世界を支配しているアメリカのドル体制が勝つか。

 

資源とドルの戦い、である。

 

ロシアを世界の悪者に、仕立て上げて、経済制裁(エコノミック・サンクション)と金融決済停止で、世界経済から締め出したつもりが、アメリカは、却(かえ)って自分の方が返り血を浴びて、米ドルの信用の衰退、崩壊につながりそうになって来た。 

 

世界各国で、ドル離れが始まっている。・・・



2.イスラエルは、どうもディープステイトに嫌われている。

 

イスラエルの軍人、兵士たちは、4回目、5回目のコロナ・ワクチンを打たされて、そのうち10万人ぐらいが死ぬだろう。 ・・・

 


3.アメリカの熱烈なトランプ派の下院議員たち数十人が、意気軒昂に、「ゼレンスキーは、とんでもない悪党だ」と、大声をあげている。

 

Qanon 運動から出来来た、マージョリーナ・テイラーグリーンと、ポール・ゴーサーたちが中心だ。

 

私たちも日本からこれに呼応しなければいけない。・・・



4.ディープステイトが、ウクライナ戦争で始めたのは、 war economy 「ウォー・エコノミー」 である。

 

「戦争をすることで、経済を刺激して、アメリカの景気を持たせる」、というウォー・エコノミー「戦争経済」の手法である。 

「あいつらは、この、戦争で景気を刺激する、でやるぞ 」という主題を、私、副島隆彦だけが、10年前から、自分の本の書名にもして、訴えてきた。

 

ようやく経済金融雑誌が、「戦争経済」という特集をするようになった。

 

だが、どこまで、分かって書いているのかを、私がチェックしないといけない。

ジェローム・パウエルFRB議長が、なぜ、ずるずると約束違反で、ここまで先延ばしにしてきた、政策金利短期金利)のゼロ金利からの脱出、0.25%上げ、をようやく、3月16日にやったのか、を考えたら、

そうだ、2004年の3月20日の、イラク(侵略)戦争の始まり(バグダッド爆撃)の時に、政策金利を、ガンガン上げ始めたのと、全く、同じことだ。



アメリカは、うまくプーチンを策に嵌めて、罠に落として、ウクライナ戦争を始めさせて、それで、アメリカの戦略の勝利だ、と確信を得た、ところでの、金利上げだった。

 

それと軌を一にして、株もどんどん上げ始めた。

 

日本もそれに追随して、3月16日から、「反攻(はんこう。カウンター・アタック)に出るのだ」で、やった。 

 

さあ、どうかな。

「資源(長期戦)と、ドル(短期戦) の 戦いで」 そう簡単に、アメリカの勝ち、ということはない。

 

ロシアのプーチンは、2月24日に、この大きな策略を見抜いた。

 

だから戦略的な立て直しに出ている。

 

この動きを甘く見る、アメリカ(ディープステイト)の専門家たちは、これから自分が痛い目に遭うだろう。・・・




5.3月24日に、南部の大都市マリウポリが陥落した。

 

チェチェンから、プーチンの助っ人でやってきた、カディーロフ首長が、都市ゲリラ戦をやって、ネオナチのアゾフ大隊を潰走(かいそう)させたらしい。

 

ウクライナ南部の戦いは、ロシアの勝利だ。・・・


 


6.ロシアと、中国が組んでユーラシア同盟(アライアンス)が出来る。

 

それにインドが加わる。

 

サウジアラビアも加わる。

 

そのほかの小国たちも、これまでに、アメリカとイギリスに、ひどい目に遭ってきたから、このユーラシア同盟に加わる。 

 

これは、地政学(地理政治学。ゲオポリティーク )の、マッキンダーとハウスフォーハーとアルレッド・マハン「海洋権力」 を組み合わせた、ハートランド(大陸の中央部)と、ペリフェリック=リム(端、縁)ランド との大きな闘いだ。

私、副島隆彦は、今から30年前に、このハートランドと、リムランドの理論」ユーラシア大陸が世界の中心の時代が始まる」を自分の「属国 日本論」に書いて、さらにそれを、金融本でも展開してきた。

 

私が早いのだ。

ここで、ディープステイト側の小物(こもの)の言論人たちに教えて、ゾッとさせようと思うが、この、お前たちでも、ようやく言い出したユーラシア同盟には、実は、ドイツが密かに加わるのだ。

 

ほら、ゾッとしろ。・・・

 


7.最大のワルの ジェイク・サリヴァンの 「蛇のようなサリヴァン」“ Snaky Salliivan  “ が、これから何をしようとしいるかを、私は、どんどん調べた。
 

中国の外交トップの 楊潔篪(ようけつち。政治局員)と、3月14日に、サリヴァンは、7時間、激論した。

 

「ロシアに加担するな」と、中国を脅し上げた。

 

 

が、中国がそんなものに負けるわけがない。

「今、一番、困っているのは、当のお前だろ」と中国は見抜いた。

 

「ロシアへの一方的な制裁は間違っている。

やるなら、一律で、きちんとやるべきだ。

欧米がやっていることは、ダブル・スタンダードだ。

自分たちは、ウクライナにこれほどの大量の軍事支援をしていながら、よくも、そんなことが中国に言えるものだ」

と応じた。 

 

そして、中東諸国を始め、アメリカからの「ドル離れ」でである。 ・・・・

 

 

8.フランスのマクロンが、プーチンに、2月7日に、持ちかけたというウクライナの、「フィンランド化」Finland 化、 Finlandization 「フィンランダイゼイション」がヨーロッパで、話題になっている。

 

中立国にする、なるべきだ、理論だ・・・。

9.ロシアに沸き起こっている neo Eurasianism ニューユーラシア主義の思想運動について。

 

プーチンたちは、もう、ヨーロッパ人であることを捨てた。

 

ユーラシアンであることの自覚を持った。

 

 

10.パトリオット PAC2 」 、 PAC3 迎撃ミサイル。と シアター・ミサイル・デフェンス  MD の 配備の今後・・・

 

 

11.プーチンは、2月24日に、自分が、ウクライナ侵攻で、策略に陥れられたのだ、と気づいた。

 

そして核兵器に言及した。

 

経済制裁が27日にあって、それに対して、28日に、「核抑止部隊を高度警戒態勢に置くこと(いつでも直ちに、発射できる状態)」の命令を出した。

これは、ディープステイトが、自分を大きく罠にかけて、絞め殺しに来たと、理解した時に、自分の持てる力を点検して、互角に戦うには、核戦力の使用を相手に言うことだ、と分かったからだ。

 

これに、バイデンたちディープステイト側は、真っ青になった。

 

プーチンは、本気でやる」と。・・・・

12.核戦争の脅威は、どれぐらいあるか。

 

プーチンは、戦術核(タクティカル・ニュークレア・ウエポン)をどのように使うか。・・・

 


13.安倍晋三と、橋下徹が、2月28日に、テレビで言いだした、「日本もアメリカの核を配備する(配備してもらう)」の ×「核シェアリング」を考える、議論すべきだ、は、決定的な弱さがある。 

 

まず、「核シェアリング」という英語は無い。

 

存在しない。

 

ヨーロッパにもない。

アメリカは、日本ごときに、自分たちのお宝である、核兵器を、与えたり、貸したりすることはない。

 

危なくて仕方がない、と考える。

 

 

北朝鮮核兵器を持っていることと、それはアメリカにとって全く同じ危険だと考える。

 

もし日本に核を貸したら、アメリカに向かって打つかもしれない、と考えるのだ。

アメリカの核配備は、自分だちだけでの決定だ。

 

「置いてもいいか」と、ベルギー、オランダ、ドイツ には、聞いて、OKを貰って、置いている。

 

だが、日本には、アメリカは、絶対に、核兵器を、持たせない。

 

自分たち米軍が、勝手に、知らん顔をして、持ち込こむことはする。

 

それに対して、日本政府も問い合わせることもしないで、知らん顔をする。

 

それが日本の上手な生き方だ。

日本を操(あやつ)っている、ジャパンハンドラーズ頭目の、リチャード・アーミテージも、マイケル・グリーンも、×核シェアリングなどという、奇妙奇天烈な日本人の造語のコトバを、受け付けない。

 

鼻から相手にしない。 

 

このことも秘密になっている。

だから、×核シェアリングと 言う議論は、そもそも、存在しないのだ。

 

このことを副島隆彦が、はっきりと暴露しておく。 

 

バレたか、と思う者たちは、このことを、次の日米合同委員会で、言え。

同じく、国連憲章第48条を根拠とする、集団的自衛権の行使を、日本は、推進する」と言ったって、アメリカは、相手にしない。

 

アメリカは、日本ごときと、集団、仲間だなどと、思っていない。

 

だから、この日本だけで、専門家を自称する者たちが議論している、集団的自衛権の行使」の議論も成り立たない。

 

アメリカは、これも鼻から相手にしない。

取り急ぎ、上記の13項目を挙げて、「ウクライナ戦争。8本目」として、簡単に要点だけ書いておいた。  

 

副島隆彦拝