軍拡競争は勝たねばならない:国力を理由に負ければ相手の言うことを受け入れねばならないから時には軍備管理も利用しなければならない
http://suinikki.blog.jp/archives/86866522.html
日本は軍拡の姿勢を鮮明にしている。
ミサイルによる敵基地攻撃能力を保持し、軍事予算も大幅に増額することを自民党政権は決定した。
国力が減退し、衰退国家となっており、少子高齢化が猛烈なスピードで進んでいる日本が軍拡を行うのは合理的ではない。
この軍拡は、対中国に向けたものであるが、日本の経済力は中国の3分の1弱程度しかない。
また、中国との軍拡競争ということになれば最終的には核兵器保有まで進まねばならない。
そのような状況に行くまでに経済が破綻する可能性もある。
日本はアメリカの強請によって、国防予算(軍事予算)を現在のGDP比1%から2%に引き上げる動きに出ている。
これが実現されると10兆円以上規模となり、世界第三位の防衛予算(軍事予算)となる。
先制攻撃用のミサイルなど兵器調達はアメリカから行うことになるだろう。
世界第1位のアメリカと世界第3位の日本で、世界第2位の中国を抑え込むということを企図しているのだろうが、アメリカが中国と対峙する場合に、日本を先手として使おうとするのは当然だ。
【戦争創作仕掛け人が得をする】
【戦争危機は遠ざかるどころかさらに近くなる】
日本が貧乏くじを引いて大きなマイナスになってもアメリカは「それが属国の務めだ」ということにするだろう。
私たちは、そのような馬鹿げた状況に陥ってはいけない。
アメリカに利用されて中国とぶつかるのは日本で漁夫の利をアメリカが得るという状況は避けねばならない。
【売国奴総理・岸田!防衛予算5年間43兆円の9割がアメリカへの貢ぎ物に使われる。】
アメリカが日本をはじめとする同盟諸国に軍事予算の増額を求めているのは、ヨーロッパであればロシア、東アジアであれば中国と対峙させるためだ。
しかし、ヨーロッパ諸国にしても日本にしても、そのロシアや中国とは経済的に深いつながりを持っており(ロシアとドイツ、中国と日本)、直接ぶつかって大きな損失を得ることは得策ではない。
それでもアメリカは軍事予算増額を求め続けている。
それは軍拡競争、国防予算増額競争の負担が大きくなっているからだ。
防衛予算や軍全体の構成や規模を見ればアメリカが最強であることは変わりない。
しかし、中国の軍事的な伸び、ロシアの軍事的な精強さはアメリカにとって脅威である。
アメリカにとってはこの2つの軍事的な脅威に独力で対抗することは難しくなっている。
そのために同盟の引き締めを行おうとしている。
西側世界の優位を守る戦いだという大義名分を掲げることになるだろう。
実際にはアメリカの世界支配を守るための戦いである。
その大きな嵐の中で、私たちは如何に損害を少なくして嵐をやり過ごすかということを考えるべきだ。
調子に乗って「アメリカさまと中国征伐だ」「世界で最も重要な同盟関係が日米関係だ」などと馬鹿丸出しの言動や態度を取るべきではない。
その点で、現在の日本の政治家たちの浮ついた、軽薄な、いささか酔っぱらいのような、国防への姿勢には失望せざるを得ない。