きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

アメリカが好まないクーデターは軍事的手段も辞さない ~ニジェールへヌランドが乗り込む~

欧米の手先としてニジェールを脅しているナイジェリア大統領には麻薬疑惑
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202308070001/

ニジェールで7月26日にクーデターがあり、モハメド・バズーム大統領が拘束された。

 

 

 

実権を握ったグループのひとりで、国土防衛国民評議会の副議長を務めているサリフー・ムーディー師団将軍はマリを訪れた際にワグナー・グループのエフゲニー・プリゴジンと会い、同グループの支援を要請したと伝えられている。

アフリカの資源を略奪してきた欧米諸国の手先であるECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)は軍事行動を起こすと恫喝、フランス自体が軍事介入する可能性も言われている。

 

 

 

https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2023/08/458649.php

 

 

こうした動きを警戒してのことだろう。

ECOWASが正式に設立されたのは1975年のラゴス条約によるが、実際は1945年にCFAフランという通貨が創設された時にできたと言われている。

 

この通貨を使用している国はフランスの支配下にあると考えられているからだ。

 

CFAフランを使用している国は外貨準備高の50%をフランスの国庫に保管しなければならないという規定があり、自国の通貨政策をコントロールできない。

 

この支配システムを維持する仕掛けのひとつがECOWASにほかならない。

 

ECOWASは紛争を起こして西側諸国が好む専制君主を守り、腐敗した政府を維持してきた。

このECOWASで最も影響力の大きい国はナイジェリア。

 

ECOWASのボラ・ティヌブ議長はナイジェリアの大統領でもある。

 

 

 

1週間以内に拘束された大統領を戻さないならば、軍事的な手段も辞さないと通告しているが、ナイジェリアの議会はティヌブの方針を拒否、ニジェールへの介入に反対している。

こうした議会の意思とは関係なく欧米の命令に従っているティヌブは資産家として知られているが、アメリカの​シカゴで麻薬資金のロンダリングで儲けた​とされている。

 

 

ティヌブは長年にわたり米国の資産家であり、ヘロイン売買をする親族のために数百万ドルを洗浄した大規模な麻薬取引の共犯者として名前が挙がっている。

 

彼の親族がヘロインを売買していたという。

マネー・ロンダリングの捜査に危機感を覚えたのか、ティヌブアメリカを離れてナイジェリアに戻り、政治の世界へ入る。

 

1992年に上院議員に当選、99年から2007年まではラゴス州知事そして今年5月から大統領を務めている。

 

その間、アメリカ政府に情報を提供し続けた。

アメリカの支配層が使う手先には麻薬業者が少なくない。

 

ベトナム戦争の際には東南アジアで麻薬業者にヘロインを生産させ、マフィアに売り捌かせていた。

 

その後、ラテン・アメリカではコカイン業者を使い、アフガニスタンでもヘロインを生産コソボの手先も麻薬業者だった。

 

蒋介石も麻薬を扱っていたことが知られている。

 

 

 


クーデターで欧米の傀儡政権が倒されたニジェールへあのヌランドが乗り込んだ  
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202308090000/

アメリカのビクトリア・ヌランド国務副長官代理が8月7日にニジェールの首都ニアメを訪問​、ムーサ・サラウ・バルムーなどクーデターを主導したグループの軍人と会談した。

 

 

席上、クーデターで大統領の座を追われたモハメド・バズームの復権を要求したという。



ヌランドがバルムーと会ったひとつの理由は彼がアメリカの特殊部隊で軍事訓練を受けていたからだが、クーデターを指揮したアブドラフマン・チアニ准将と面会できず、バズームとも会えなかったという。

 

アメリカはニジェールに軍事基地を保有し、約1100人の部隊を駐留させている。

ヌランドの「上司」にあたるアントニー・ブリンケン国務長官は3月にニジェールを訪問しているが、これは中国やロシアのアフリカへの影響力が強まることを抑え込むことが目的だったと言われている。



ニジェールはフランスの植民地だった国だが、西アフリカの中心に位置していることからアメリカ軍は基地を建設し、ドローン(無人機)を飛ばす拠点にしている。

 

この基地はAFRICOM(米アフリカ軍)と連携し、北アフリカや西アフリカにおける軍事作戦の要でもあるが、新しい指導者たちはその基地を閉鎖したとも伝えられている。

クーデター後、ニジェールの代表団がマリでワグナー・グループに戦闘への参加を要請したようだが、ロシアは今のところ慎重

 

それでもヌランドはクーデターを実行した軍人グループがワグナー・グループを接触することを警戒している。

7月26日にクーデターが実行された翌日、ロシアのサンクトペテルブルクではロシアとアフリカ諸国の首脳が有効的な雰囲気の中、会議した。

 

 

これもアメリカ政府は意識していると見られている。

 

もしアメリカ政府に服従しないなら軍事介入も辞さないとヌランドは示唆したとされている。

2013年11月から14年2月にかけてアメリカのバラク・オバマ政権はネオ・ナチのグループを使い、選挙で成立したウクライナの政権を倒したが、現場で指揮していたのはヌランド

 

そのヌランドはニジェール旧宗主国の手先になっていた大統領を排除したクーデターを批判している。

ウクライナでは排除された大統領を支持していた南部のクリミアでは住民投票を経てロシアの保護下に入り、東部のドンバスでは住民がクーデター体制を拒否、内戦になった。

 

ニジェールの首都ニアメではクーデターの直後に人びとがフランス大使館の周辺に集まり、クーデターを支持する意思表示をした。​

 

「フランスを潰せ」、「マクロンを潰せ」、そして「ロシア万歳」と叫ぶ一方、ロシアの国旗が振られていた​。

 

 

アフリカ諸国はCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動で西側医療利権の宣伝に躍らず、「ワクチン」と称する遺伝子操作薬拒否した。

 

アフリカ諸国は欧米を信用していないのだ。

 

アメリカ、イギリス、フランスなどが2011年にリビアで行ったことも忘れていないだろう。



ニジェールは金やウランで有名だが、石油も地下に眠っている。

 

資源は豊かなのだが、欧米に従属しているため国民は貧困なままだ。

 

欧米諸国は植民地という看板を下ろしたが、収奪システムは維持している。

 

そうした状態からアフリカを抜け出させるため、リビアのムアンマル・アル・カダフィは「ディナール」という金貨をアフリカの共通通貨にしようとしていた。

 

世の中のワクワクドキドキ 2 ~ドミニオンの違法集票操作された国~