今連中はガザで軍用ロボット実験をしている
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「ガザはイスラエル軍用ロボットの実験場になる」と題する新記事をハアレツ紙は掲載し「兵士や犬の被害を避けるため、ガザ戦争でロボットや遠隔操作犬の使用をイスラエル国防軍は実験している」と報じている。
ケイトリン・ジョンストン
2024年3月4日
我々が暮らしているこのディストピアに関する最も恐ろしい事実の一つは、大規模軍事作戦が、新たな戦争機械の実験場として日常的に利用され、人体をモルモットとして利用し、巨大な血まみれの野外実験室で実験していることだ。
「ガザ、イスラエル軍用ロボットの実験場になる」と題する新記事をハアレツ紙が掲載し「兵士や犬の被害を避けるため、ガザ戦争でロボットや遠隔操作犬の使用をイスラエル国防軍は実験している」と報じている。
(うわーっ、大量虐殺実行中にイスラエル兵士や犬が被害を受けたら、どれほど恐ろしいことになるか、あなたは想像できるだろうか?)
ドローン搭載のロボット犬と遠隔操作ブルドーザーは、現在ガザで実戦実験されている新たな終末論的恐怖の二つだと記事の著者サギ・コーエンは報じ「戦場でのロボット利用と高度化が飛躍的に進んだと国防当局は確認している」と述べている。
読んで、かなり当惑する文章だ。
「自律型兵器に関する最も深刻な懸念は、自律型兵器が、国際人権法違反を含め、本質的に標的となる人を非人間扱いして広範な殺人を容認しやすくすることだ。」と述べて、操縦者による最小限の指示で人を殺す自律型兵器システムの差し迫った到来の可能性を警告する新しいパブリック・シチズン報告と同時にこのニュースは発表された。
世界の軍隊でロボットが常態化すればするほど、我々はこの地点に近づくが、既にその方向への一歩は踏み出されている。
Common Dreamsのトール・ベンソンが、パブリック・シチズン紙報道に関する記事で書いている通り
「イスラエルは自律飛行型致死ドローンを購入し、時に配備している」。
https://www.politico.com/news/2023/11/25/israel-hamas-war-ai-weapons-00128550
今年1月「ガザは軍産複合体の生きた実験室だ」と私は書き
「(ウクライナで起きているのと全く同様)ガザで人体で実地試験されている全ての新兵器に関するデータは、絶対確実に収集されている」と述べた。”
当時この発言のきっかけとなったのは、10月以降、ガザ地区でイスラエル軍の「狙撃ドローン」が多用され、ライフルで武装したクワッド・ドローンでイスラエル軍がパレスチナ人を頻繁に撃っているという報道や直接の目撃証言だった。
これら新兵器や戦術の殺人上の有効性に関し膨大な記録がしっかりまとめられており、殺戮効率を向上させ、これら兵器を他国に売り込むのに役立てられるだろう。
これが確実に起きていると言う際、私は効果を狙って誇張しているわけではない。
昨年12月、作家でジャーナリストのアントニー・ローウェンスタインは、クリス・ヘッジズ・レポートで、
ガザを新兵器、スパイウェア、監視・セキュリティ・システム、AI、無人機、戦術の実験場として利用してきた長く広範に記録されているイスラエルの歴史について、
長いインタビューを行い、それが多数の企業に利益をもたらし、世界の兵器産業でイスラエルが途方もない成功者になるのを可能にしたと語っている。
「イスラエルの無人偵察機、スパイウェアを含む監視技術、顔認識ソフト、生体認証収集インフラ、スマートフェンス、実験用爆弾、AI制御機関銃などは全てガザに閉じ込められた住民に対して試され、しばしば致命的結果をもたらしている」
とヘッジズは序文で述べている。
「これら兵器や技術は『実戦実験済』と認定されて世界中で販売される」
これはガザ地区に限ったことではない。
今年9月「ウクライナでの戦争は巨大な武器見本市でもある」と題し、「武器メーカーは戦場で実験された武器の注文を受けている」という副題を付けた記事をウォール・ストリート・ジャーナルが掲載した。
昨年1月、「ウクライナはいかにして西側兵器や戦場イノベーション実験台になったか」と題する記事をCNNは発表し、
ウクライナは「この兵器のどれも二大先進国間戦争で実際使用されたことがないかので、あらゆる意味で完全に兵器実験室だ。」とある情報筋は述べた。
そしてもちろん、アフリカでも全く同じ現象が起きている。
2021年、Mintpress Newsは、これと全く同じ傾向について「西アフリカは米軍の人工知能の最新実験場」と題するScott Timckeによる記事を公開した。
2020年、リビアで、完全自動ドローン攻撃により、つまり人間に指示されずに機械が人を殺害したのが最初だと考えられている。
先日、命令を実行し、機械の歯車を回すのを普通の人間に依存しているのが帝国の大きな弱点だと私は述べた。
事実を見て、少し考えてみれば、帝国経営者連中が将来この弱点を、どのように克服したいと考えているか理解するのは難しいことではない。