アベ首相のほしいままに戒厳令 緊急事態条項はこんなに怖い
http://tanakaryusaku.jp/2016/01/00012761
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非常事態宣言下のフランスでは「デモ・集会」が禁止されている他、「令状なしの家宅捜索」も可能となっている。
基本的人権が大きく制限されているのだ。
アベ首相が改憲草案98・99条の「緊急事態条項」を発動すれば、フランスの国家非常事態宣言と同様、あるいはそれ以上の強権体制を敷くことができる。
何がどれほど怖いか―
2)内閣は法律と同一の効力を発する政令を制定することができる(99条)。
3)緊急事態が発せられた場合には何人も公の機関の指示に従わなければならない(99条3項)。
完ぺきな戒厳令である。
4)緊急事態が宣言されている間、衆議院は解散されない(99条の4項)。
戒厳令を半永久的に敷くことも可能なのだ。
「戒厳令なんてすぐに敷かれるわけじゃないから心配ないよ」などと悠長に構えてはいけない。
戒厳令は、すぐにやってくるのだ。
9条よりも緊急事態条項の方が先なのだ。
戦争法制も怖いが、戒厳令はもっと怖い。
生活の隅々まで時の権力に支配されるからだ。
夏の選挙の結果、与党が3分の2を取るようなことにでもなれば、それは現実のものとなる。
~終わり~