きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

全米で「ヒラリーを逮捕、投獄せよ」の大合唱 1

「1920」番  ” Lock Her Up ! ” 「 ヒラリーを逮捕せよ、 投獄せよ !」 の嵐が アメリカ全土でわき起こっている。 
2016.8.11  副島隆彦記 
http://www.snsi.jp/tops/kouhou
 
大事なことを箇条書きで書いてゆく。
 
詳しくは、会員ページに書いて、逐一、載せてゆく。
 
1.弟子たちと半年掛けて編んだ研究書、「蕃書調所(ばんしょしらべしょ) 明治を創った幕府の天才たち」 が、ようやく終わった。この本は、9月中頃には出版になる。私が、弟子たちの論文に、真っ赤っ赤になるまで、赤ペン入れ(朱筆し)た。私も疲れ果てた。
 
これで、何とか一章一章が、人様(ひとさま)に買って読んでいただけるだけの、優れた内容になった、と自信を持って言える。弟子たちの才能がどんどん、開きつつある。私にとって能力のある弟子たちを、一人ずつ、一人前の物書き、言論人に育てることは、どんなに忙しくてもやらなければ済まない、それこそ天命(ティエンメイ)だ。この本を、乞うご期待だ。 本当にびっくりするぐらい重要なことが、幕末と明治初に起きていたことが書かれています。
 

2.私は、「ヒラリー 対 トランプ の 闘い」をずっと、追いかけている。
 
この7月には、実にいろいろなことが次々と起きた。
 
私が世界の大事件を、追いかけて、自分の脳(=思考力)で咀嚼(そしゃく)するだけでも、大変だった。
 
一体、この7月1日から、世界で何が起きていたか、を分かることは、この秋からの世界の激動を知るための大事な土台だ。
 
私は、「ヒラリーは、どうせ、(どの道)逮捕され、投獄されるのだ」と言い切る。
 
なぜなら「犯罪の証拠が次々と明るみに出ている」から。
 
う隠し通すことは出来ない。
 
行くところまでゆく。 
 
私は、ヒラリーは逮捕される、の理由をずっと証拠の文献と記事をたくさん挙げながら書いて行く。
 
この7月に次々と起きたことについて。
 
3.7月1日に、ロレッタ・リンチ米司法長官(=検事総長、黒人女)が、こともあろうに、利害関係人であるビル・クリントンと密かにアリゾナ州の空港の司法長官の専用機(へー。アメリカの高官は、こんなものを持っているのだ)でコソコソと会って話した。
 
                                                                             ロレッタ・リンチ米司法長官
 
これで、やがてリンチは(リンチに遭う、ギャクでは済まない)自分自身が捜査妨害、証拠隠滅(いんめつ)の罪で逮捕、起訴されるだろう。
 
コーミーFBI長官の方は、首の皮一枚で、なんとか「職務を全うした」で逃げ切れるだろう。
 
今、ロレッタ・リンチ司法長官(検事総長)は、司法省 ( Department of Justice デパートメント・オブ・ジャスティス) の中で、長官のくせに孤立して、部下の職員たちからの、大きな猜疑心と蔑(さげす)みの注目を浴びているだろう。  
 
針の筵(むしろ)に座らされている。
 
検察官たちのトップにいる者が、自ら犯罪に荷担し、証拠の隠滅、犯罪の立証を妨害する行動を取った、
 
ということで、この黒人女は、今、激しい非難の嵐の中にいる。 
 
司法省も、FBIも、それから、CIAでさえが、「ヒラリーメール問題=ベンガジ事件 」の再調査に入った。 
 
一度、終了したと、宣言した調査(これは犯罪調査。インベツティゲイション invetigation だ)を再開したのだ。
 
国務省の幹部たちが、怒り狂っている。
 
自分たちに内緒で、秘密で、長官が、クリントン・ドット・コム Clinton com という自宅サーバー、およびドメインで、
 
無防備に、ヒラリーが、機密が重要に保護されている国務省のアカウントを使わないで、
 
女のバカ知恵、浅知恵(女という生き物には、男が持つ、抽象力、観念=イデア、idea = がない。男は、女が子供を産む様子をじっと見ていて観念というものを生んだのだ。そのせいで、人類は不幸になったとも言える) で、
 
いいかと思って、自分の手下の、配下の 国務省の下部組織である、CIAの特殊部隊、暗殺部隊、工作班をいいように使っていた。 
 
それが、今もどんどんバレている。
 
それがベンガジ事件だ。
 
もう逃げられない。
 
これを、日本の新聞では、意味不明のまま、「公務を私用メールで使った違法行為(規則違反)」などと書いている。
 
書いている日本人の新聞記者たちが、その意味が分かっていない。
 
何が公務で、何か私用メールなのか。 
 
国務長官だったヒラリーが発信し、交信したメールはすべて公務である。
 
私用(プライベット)メールなど無い。
 
24時間、公務員である。
 
国務長官だったヒラリーは、どんな内容でも、誰にメールを書いても、それは、公務である。
 
私人の、個人用のメールでした では済まない。  
 
自分が殺した(2011年10月20日、5年前)アンマール・カダフィの亡霊が、怨霊(おんりょう)、死霊(しれい)が、ヒラリーにびっしりと 取り憑(つ)いて離れない。
 
7月5日に、「証拠不十分で、ヒラリー・クリントン氏 は、刑事起訴に値しない」と、コーミーFBI長官が、孤答申(warrant ワラント、おすすめ)を出すと、即座に、ロレッタ・リンチ司法長官が、「不起訴と決定する」と発表した。
 
すると、即座に、ドナルド・トランプが、
 
「ヒラリーは、不起訴だそうだ。ロレッタ・リンチと、ビル・クリントンは、アリゾナ州の飛行場で、 孫とゴルフの話をしただけ、だそうだ。 この国の 政治体制は、腐っている,不正に操作されている 」
 
 ” the political system is rigged. "
 
と ツイッターして、演説でもわめいた。
 
国務長官である ヒラリーの命令で、カダフィが殺されたあと、200億ドル(2.4兆円)相当のリビアの国家資産は、強奪された。
 
そして、それらは、秘密協定で、シリアと北イラクに作られた、ISイスラム国」とアル・ヌスラ戦線の 創設、運営費となった。
 
それが、7万人の IS(アイエス) の 傭兵部隊の 給料とかになった。

とうことは、ヒラリーの命令で、アメリカ合衆国がやったことは、国家犯罪(state crime ステイト・クライム)である、ということだ。 
 
さらには、アメリカは、犯罪国家 (crime state クライム・ステイト)だということだ。
 
このことが、普通は証拠が出ない。
 
証拠がなければ犯罪は成立しない。
 
ところが、今回は、このバカ主婦のいばりんぼ のお陰で、証拠が、ボロボロと出てきてしまっているのだ。 
 
だから、ヒラリーは、犯罪者として、逮捕、投獄されなければいけないのだ、という 理屈になる。
 
この 理屈を、誰も説明しようしないから、日本では、私、副島隆彦が、行っているのだ。
 
トランプは、はっきりと言った。
 
" Hillary is the founder of IS. "  「ヒラリー・イズ・ザ・ファウンダー・オブ・IS 」 と。
 
「ヒラリーは、IS(アイエス)の生みの親であり、創設者だ。 ヒラリーが、あの凶暴なISを作ったのだ」 と。 
 
だから、ヒラリーを、刑務所に入れなければいけないのだ
 
4.トランプ支持者たちは、全米の、どこの会場でも、毎日、「ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ」と怒号している。
 
これは国民政党である 共和党の多数意思だ。 
 
これが、” Lock Her Up ! Lock Her Up ! “ の大きな怒号である。 
 
「ロック・ハー・アップ ! ロック・ハー・アップ !」とは、

「ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ」の大合唱 ( chants チャンツ) である。 
 
「ニューズウイーク誌の日本版」では、このように書かれている。
 
(転載貼り付け始め)
 
Fear and Loathing in Cleveland
「 クリーブランドでの共和党大会は、恐怖と脅(おび)えに満ちていた」
Newsweek Aug. 2 2016
 
・・・大会2日目、予備選から撤退したニュージャージー州知事のクリス・クリスティーが登壇した。
 
彼はトランプへの支持もそこそこに、民主党の指名獲得を確実にしているヒラリー・クリントンを糾弾した。
 
国務長官時代の私用メール問題について「模擬(もぎ)裁判」を始めた。
 
会場から「有罪!」 「牢屋にぶち込め!」と声が上がった。
 
・・・・同じ日、 ニューハンプシャー州下院議員のアル・バルダサロがラジオ番組に出演した。
 
大使ら4人が死亡した2012年のリビア米領事館襲撃事件(=ベンガジ事件)について、当時、国務長官だったクリントンは、「国家反逆罪で銃殺されるべきだ」と言い放った。
 
(転載貼り付け終わり)
 
党大会は、こういう感じだったのだ。
 
共和党だけではない。
 
民主党の党大会でも、バーニー・サンダーズ支持派の各州の代議員(デレゲイツ)を中心にして、 
 
“ Hillary for ✖ President ・・・ Prison “
「ヒラリーを大統領に、ではなくて、刑務所送りにしろ」
 
とスローガンを掲げて、騒いでいる。 
 
それが、今のアメリカ合衆国だ。
 
 
「ヒラリーを大統領(President)へ」ではなく
「ヒラリーを刑務所(Prison)へ」と書かれたTシャツ
 
「そんなことを言っているのは、副島隆彦だけだ。どうせ、ヒラリーが勝つんだよ」と、甘い考えで、生きている低脳(ていのう)たちは、自分たちは、グローバリスト(地球支配主義者)の手先をやっていれば、安泰だ、と思っている。 
 
吠(ほ)え面(づら)をかくな、と、私、副島隆彦が書いたら、「副島、お前こそ、吠え面をかくなよ」と言うだろう。
 
まあ、いいだろう。
 
世界史の大きな転換点での大きな動き(歴史のダイナミズム)というものを測り間違いを私はしない。
 
 
●サンダースの支持者たちの ヒラリーに抗議するデモ
 
以下に乗せる、たかが日本の日経新聞経団連、農協と共に、大手町に大きな共同ビル、寄り合い所帯、を建てた)でも、次のような新聞記事を書いている。
 
よーく読んでご覧なさい。 
 
「集まった6千人以上の(トランプ)支持者は「クリントンを投獄しろ!」と連呼した」とはっきりと書いている。
 
(転載貼り付け始め)
 
「 11月本選へ舌戦開始 米大統領選、支持拮抗 」
2016年7月31日  日経新聞
 
正式に大統領候補に指名された民主党ヒラリー・クリントン前米国務長官(68)、共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(70)が29日、11月の本選に向けて舌戦を開始した。
 
トランプ氏が一時上回った支持率は再び同率となるなど、人気が拮抗している。
 
両者は勝敗の行方を左右する激戦州を重点的に遊説し、1人でも多い選挙人の獲得を目指す。

7月29日、ペンシルベニア州で演説するクリントン氏=AP
 
「真実が明らかになるまであと100日だ」。
 
クリントン氏は29日、党全国大会を終えた東部ペンシルベニア州フィラデルフィアでの集会で、1千人以上の支持者に投票を呼びかけた。
 
トランプ氏が共和党大会で、「18万人近くの犯罪歴のある不法移民が今夜もうろついている」などと訴えたことに対し「(トランプ氏は)国が衰退する暗い絵を描こうとしている。米国を破綻に導くことしかできない」とクリントン氏は強調した。
 
クリントン氏は副大統領候補のティム・ケーン上院議員(58)とともにバスで3日間かけて遊説しながら激戦州オハイオへ向かう。
 
同州は民主、共和の支持率が拮抗する。本選は大半の州で1票でも多く獲得した候補がその州の選挙人を総取りする仕組みで、激戦州の動向が勝敗の鍵を握る。

7月29日、コロラド州で演説するトランプ氏=AP
 
トランプ氏は同日、激戦州コロラドでの集会で「我々はここで勝たなければならない」と気勢を上げた。
 
同州はヒスパニック(中南米系)が多く、メキシコ不法移民を攻撃するトランプ氏には不利だ。
 
予備選でもテッド・クルーズ上院議員が勝利した。
 
「昨夜の(ヒラリーの)ウソばかりの演説を見た後では、もはや紳士ではいられない」と攻撃を本格化すると宣言した。
 
集まった6千人以上の支持者は「クリントンを投獄しろ!」と連呼した。
 
米CNNテレビなどが22~24日に実施した世論調査はトランプ氏の支持率が3ポイント上回ったが、ロイター通信の25~29日の調査は逆にクリントン氏が5ポイント上回った。
 
米政治専門サイト、リアル・クリア・ポリティクスがまとめた主要調査の平均値は、29日時点で両者が44.3%で並び、接戦となっている。
 
調査会社ニールセンによると、指名受諾演説の視聴者はトランプ氏が3220万人で、クリントン氏の2980万人を上回った。米国の分断を象徴する異例の戦いに全米が注目している。
 
(転載貼り付け終わり)