きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

全米で「ヒラリーを逮捕、投獄せよ」の大合唱 4

16.役人たち、というのは、法律に縛(しば)られているから、法律通りに、動こうとする。
 
この習性を、政治家(支配者、権力者)たちが、いい加減に扱うと痛い思いをする。
 
役人、公務員というのは、杓子定規(しゃくしじょうぎ)に法律に従う者なのだ。
 
彼らは、違法行為は、出来ない。
 
徹底的に隠れてやる。
 
・・・・ところが、違法行為、さらには、犯罪(刑事 罰)に関わることに、自分自身が、絡(から)まってしまったら、どうするか。
 
この問題で、今、国務省も、FBIも、CIAも、内部が、大騒動になっているのである。
 
法律の執行者である、自分たちが汚れてしまったら、どうなるのか、ということだ。
 
証拠は、どんどん、出てくる。
 
今は、「果たして、そのような、どこから送りつけてきたか、分からない メールの文書など、果たして、真性(しんせい、本物、genuine ジェヌアイン)なものであろうか、」などと、しかめ面で、拒否の態度を取っていればいい。
 
もうそれでは済まなくなる。
 
アメリカ国民が、怒り出す。 
 
いよいよ、ポピュリズムの嵐がアメリカに吹き荒れる。
 
私、副島隆彦が7月1日に出版した「トランプ本」の内容を、甘く見て、「こんなのありっこないよ」と高をくくっていると、自分たちの足下から何かが崩れてゆくだろう。
 
17.以下に載せるのは、公平な立場から書かれた、共和党大会の様子だ。
 
英国営放送のBBCのネット記事だ。
 
文末は、
 
“ And Senate majority leader Mitch McConnell told CNN that he disagreed with the "Lock her up" chant and disagrees that Mrs Clinton should go to jail.” 
 
となっている。
 
ミッチ・マコーネル上院議員 という米議会の重鎮の泥臭い政治家が、CNNのインタヴューに答えて、
 
「私は、党大会で起きた、「ヒラリーを捕まえろ」
 
にも
 
「ヒラリーを刑務所にぶち込め」という大合唱(チャント)にも反対だ、同意できない」
 
と言っている。
 
これで、この記事を閉(し)めている。
 
以下の英文が、客観的でしっかりしている。
 
アメリカの大新聞の新聞記事は、どれも怖がって、真実を書いていない。
 
自分たちの国で起きている大事なことなのに。 以下の英文は、ゆっくりと何回か読むと、日本人なら何とか理解できます。
 
英文を嫌(いや)がらないで、じっくりと 英単語を 一つずつ こつこつと追いかけてください。 
 
知らない単語は、そのままにしておけばいいのです。
 
(転載貼り付け始め)
 
副島隆彦注記。 
 
以下の英文は、BBC(英国国営放送局)のものだ。
 
共和党大会の様子を活写している。
 
ユーチューブの動画も誰か、ここに貼ってほしい。
 
“ US election:  Do 'lock her up' chants mark a new low? ”
アメリカ大統領選挙共和党大会の「ロック・ハー・アップ」、「ヒラリーを捕まえて投獄せよ」 の怒号は、選挙戦の泥仕合の最低限度を築いたか 」
 
(転載貼り付け終わり)
 
今日は、これまでにします。 
 
「ヒラリーを捕まえろ、投獄せよ」は、まだまだ続きます。
 
以下に載せるのは、今日のぼやきの方の内容に関係する、最新の新聞記事3本だけです。 
 
(転載貼り付け始め)
 
●「息子の死「ヒラリー・クリントン氏に責任」」
 
リビア東部ベンガジで2012年に起きた米領事館襲撃事件で犠牲になった政府関 係者の家族が、事件の責任はクリントン国務長官にあるとして同氏をワシント ン連邦地裁に訴えたことが9日、分かった。
米メディアによると、訴えを起こしたのは事件で一人息子を亡くしたパトリシア・スミスさんら2人。
当時長官のクリントン氏が公務で私用メールを使っていたことから、同氏が重要情報の管理を怠ったことが原因で「犠牲者の所在が実行犯に漏れた」と主張しているという。
クリントン氏側は「遺族の心痛は図りしれないが、過失がなかったことは証明されている」とのコメントを出した。
 
●「ロシア・トルコ首脳会談 関係修復を確認」
 Putin mends broken relations with Turkey's Erdogan
 
ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は9日、ロシアのサンクトペテルブルクで会談し、昨年11月にトルコ軍がロシア軍機を撃墜して以来、断絶状態にあった関係の修復を確認した。
プーチン大統領は、トルコに対する経済制裁を「段階的に」終わらせると述べた。
「優先すべきなのは協力を危機以前の水準に戻すことだ」と述べた。
エルドアン大統領にとっては、先月のクーデター未遂事件以来、初めての外国訪問になる。
事件以来、トルコ国内では軍や政府機関で広範囲にわたる粛清が行われている。
エルドアン大統領は、事件直後にプーチン大統領から電話会談の申し入れがあったことについて、「心理的に大きな助けになった」と謝意を表し、「ロシアとトルコの友好的枢軸は回復される」と語った。
昨年11月のトルコ軍によるSu-24攻撃機の撃墜を受け、ロシアはトルコに貿易制裁を科し、トルコにとって大きな収入源となっている団体旅行を停止した。
ロシアは団体旅行の再開を決めている。
内戦が続くシリアについては、プーチン大統領はトルコと大きな意見の隔たりがあると認めた上で、「解決策を探る」と述べた。
 
●「露トルコ大統領、関係正常化で合意 貿易・エネルギーで協力加速」
2016年8月10日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/russia-turkey-idJPKCN10L07R
 
トルコのエルドアン大統領は9日、前月の軍部によるクーデター未遂後初の外遊でロシアを訪問し、プーチン大統領と会談した。
両首脳は、ロシア軍機撃墜で冷え込んだ関係の正常化に向け、貿易やエネルギー分野の関係強化を表明した。
9カ月前、ロシアは、シリア国境近くで同国軍機がトルコ軍に撃墜されたことを受けトルコに対する制裁を発動した。
プーチン大統領は会談後、対トルコ制裁を段階的に廃止する方針を示し、両国関係を危機前のレベルに回復させることが最優先事項と表明した。
エルドアン大統領は、ガスパイプライン事業や、トルコでの原発建設などのプロジェクトとともに防衛分野でも両国が協力を強化していくと述べた。
 
(転載貼り付け終わり)