きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

女性大安売りのギリシャ

 
[Sputnik 他]オープンサンドの値段で買える愛:ギリシャ危機で売春がブームに / 韓国で、高齢者の自殺が増加 / 授業料は「風俗」で稼ぐ…親の低収入、奨学金問題も絡む「貧困女子大生」の現実
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=102355
 
ギリシャ危機は、欧州を破壊する目的で始まったものです。
 
考えればシリア危機と同調して起こったことがわかります。
 
欧州を破壊し国家の主権を無くすことが目的なのです。
 
グローバリズムの流れの上に乗っているもので、TPPなどの条約も同様の流れの上にあります。
 
その結果とした何が起こっているのかは、これらの記事を見ると明らかではないでしょうか。
 
女性を
 
“ピザやオープンサンドの価格”
 
で買えるようになって、よくなったのでしょうか。
 
それともこれは、女性が奴隷の扱いになっているのでしょうか。
 
いずれ男性も
 
“正社員をなくしましょう”
 
という流れの中で、移民の影響による低賃金の非正規雇用という形で、搾取されるようになります。
 
要するに、安倍政権の宣伝相の世耕が言っているように、
 
貧困層や負け組は子供を持てない社会”
 
というのが、グローバリズムの帰結なのです。
 
簡単に言うと、ごく少数の勝ち組と圧倒的多数の奴隷階級への2極化ということです。
 
女性が安く買えるのだからそれでいいという人は、安倍政権を支持すれば良いのでしょうが、おそらく、社会の方が先に崩壊することになるでしょう。
 

オープンサンドの値段で買える愛:ギリシャ危機で売春がブームに
転載元より抜粋) Sputnik 15/11/30
http://jp.sputniknews.com/europe/20151130/1251100.html
 
ギリシャで一部の清楚な若い女性がやむを得ず、根本的に職種を変えざるを得なくなっている。
 
土曜、インディペンデント紙が発表した記事によると、2008年以降(ギリシャ財政危機開始以降)ギリシャ売春婦の数は150%増大している。
 
多くの場合、商店、ホテル、その他「普通の」場所で若い女性が職を失ったことによる「人員増」だという。
 
ギリシャの失業率は25%に上っており、就業は困難である。
 
しかし売春宿については、ほとんど問題がない。
 
ギリシャでは1999年以降、売春は合法である。
 
しかし、その合法性にもかかわらず、やはりギリシャ政府は女性の性産業従事者を他の職種と権利において対等なものとはしていない。
 
路上では売春婦は依然として警察の迫害にあい、侮辱されたり、性的嫌がらせを受ける。
 
売春婦1万7000人を対象とするアテネパンテオン大学の新たな研究では、うちの多くが現在、ピザやオープンサンドの価格に相当する価格で自分を売っているという。
 
一部の人は具体的支払い案件、また税金を払うために、単発で売春をするという。
 
研究者によれば、経済危機開始時、半時間の「愛」は50ユーロだったが、現在は2ユーロだという。
 
ラクソス氏の意見では、ギリシャ社会は現実を否定し、問題を認めたがらない。
 
社会学者は、その研究が政府の注意をこの問題に向け、政府が昏迷や無為の状態を抜け出すことへの希望を表明した。
 

韓国で、高齢者の自殺が増加
転載元) ラジオイラン 15/11/30
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/60251

韓国の公式筋の統計によりますと、韓国で、もっとも自殺率が高いのは、高齢者だということです。

イルナー通信によりますと、コリア・ヘラルドが韓国の政府筋の話として発表した統計では、韓国のそれほど裕福ではない地域に暮らす高齢者は、他の階層の人々に比べて自殺の危険性が高いとされている、ということです。
 
OECD経済開発協力機構は、これ以前、報告の中で、韓国は世界で自殺率が最も高い国だとし、2015年の報告では、韓国の2012年の自殺者の割合は10万人あたり29.1%だったが、加盟国の平均は12%だったとされています。

コリア・ヘラルドは、「自殺率は、首都ソウルだけでは24.7%に達し、昨年の自殺者の割合は、10万人あたり24.7%だった」と伝えました。

この報告では、高齢者の自殺の主な理由として、貧困が挙げられています。
 

授業料は「風俗」で稼ぐ…親の低収入、奨学金問題も絡む「貧困女子大生」の現実
転載元) ダ・ヴィンチニュース 15/11/30
http://ddnavi.com/news/271794/a/
 
ノンフィクションライター・中村淳彦の新著が、10月末に発売された。
 
タイトルは『女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル』(朝日新聞出版)。
 
最近ニュースでも“貧困女子”という言葉がよく取り上げられているが、今若者の貧困率がヤバイところまで来ているらしい。
 
2014年の文科省の調査によると、大学や短大、高専を中途退学した人の中退理由の1位は「経済的理由」だそうだ。
 
また、親元を離れて通う首都圏の私立大学生の1日あたりの生活費は897円。
 
900円を割ったのは、調査を開始して以来初めてのこと。
 
1990年には2500円に届く金額だったのが、6割以上も下がっている(東京私大教連調査)。
 
多くの若者が経済的に苦しい状況であるのが数字を見れば一目瞭然なのである。
 
そんな中、大学に通い続けるために女子大生たちが選ぶ最後の手段が風俗だ。
 
本書では、昼は女子大生・夜は風俗嬢という2重の生活をしている女性たちに取材を試み、その実情を書き記している。
 
例えば、中堅大学に通う桜井梨乃さん(仮名、21)は、病気の母親と祖父母の介護を一人で担っている。
 
進学に反対する家族からは学費の援助は望めず、やむなく自分で稼いで大学に通うことにした。
 
その手段がデリヘルだった。
 
時給900円のバイトよりも、日に20000円稼げるデリヘルのほうが遥かに効率が良いと判断した結果だった。
 
その結果、月収25万円をコンスタントに稼げるようになり、なんとか介護と大学を両立させることに成功している。
 
明治学院大学に通う山田詩織さん(仮名、22)もやはり、切迫した状況の中、大学に通っていた。
 
父親は長年無職で、稼ぎは母親のパート代のみ。
 
年間100万円の授業料を捻出するため、デリヘル嬢となった。
 
彼女たちのほとんどが、風俗嬢として働くことに後悔がないと語っている。
 
普通にアルバイトをして1時間900円で働くよりも、風俗のほうがよっぽど効率的だからだ。
 
中には「お客さんと話すことがストレス解消になっている」女子大生風俗嬢もいる。
 
本書を読む限りでは負い目や引け目はあまりないようだ。
 
また、女子大生風俗嬢は、皆一様に奨学金も取得し、生活費の足しにしている。
 
奨学金を月に10万円借りられれば、年間80~100万円の授業料を払うことができる。
 
しかし、卒業後は利子がついて500万円近い金額を返し続けなければならない。
 
本書では、この奨学金問題にも大きくスポットを当てている。
 
奨学金によって1000万近い借金を背負うことになった女子大生風俗嬢は、その金額の大きさがイマイチ理解できずにいた。
 
今のところ、就職できればなんとかなるだろうと楽観視しているが、月々4万円を返済していくことは、生活を大きく蝕んでいくことに違いない。
 
どういう条件で借りた融資なのか、将来なにをしたいのか、負債を抱えるとはどういうことなのか、その意味を理解していない未成年の子供に1000万円の借金を背負わせるとは残酷すぎるし、常軌を逸脱している

本書より引用
 
著者は、これから進学する若者に向け、どの道が自分にとって一番「得」なのかを徹底的に客観視して考えて欲しいと訴える。
 
…親の世帯収入が低く、投資(学費や奨学金)の回収に不安のある若者たちは、勇気を持って「通学生の大学に進学をしない」という選択をすることだ

本書より引用
 
将来へ続く道はたくさんある。
 
果たしてそのためには大学に行くのがベストなのか、それとももっと違う道を選んだほうがいいのか、シミュレーションをしながら考えるべきだという。
 
大学に進学するにあたり、奨学金をもらおうかどうか悩んでる人は、ぜひ本書を読んでほしい。
 
あるいは、今後子供に大学進学をさせたいと考えている親世代も。
 
将来的にとんでもない金銭的苦労をしないためにも、現実を知っておくべきだろう。
 
文=中村未来(清談社)